1. ケータリング・オードブル
  2. できる幹事のコツ
  3. 一年の締めくくりを盛り上げる納会フード|シーン別おすすめ食べ物アイデア

投稿日:

更新日:

一年の締めくくりを盛り上げる納会フード|シーン別おすすめ食べ物アイデア

年末の納会を企画する際、多くの幹事が頭を抱えるのが「何を用意すればいいのか」という問題でしょう。

挨拶や余興に注目が集まりがちですが、実は参加者の満足度を大きく左右するのが料理の選び方です。

ボリューム不足で盛り上がりに欠ける一方で、逆に余って無駄が出ることもあり、食べ物選びの失敗は納会全体の印象を下げてしまうおそれがあります。

本記事では、会場の形式や参加人数に応じた納会フードの考え方から、具体的なメニューアイデアまで詳しく解説していきます。

納会の目的と参加者像から考える食べ物選びの基本

納会で何を出すかを決める際は、まず開催目的と参加者の構成を把握するのが重要になります。

一年の労いなのか交流促進なのか、また年齢層や部署の特性、開催時間帯によって求められる食べ物は大きく変わってきます。

納会の目的別に変わるフードのボリュームとスタイル

納会の目的によって、用意する食べ物のボリュームとスタイルは大きく異なります。

交流を重視する納会では、立食形式でつまみやすいフィンガーフードを中心に揃えるのが効果的でしょう。

片手で食べられるサンドイッチや唐揚げなどを多めに用意すれば、移動しながら会話を楽しめます。

一方、食事をメインに据えたい納会なら、主菜となる料理を加えて満足感を高める必要があります。

パスタや煮込み料理、お寿司の盛り合わせなど、しっかり座って味わえるメニューが喜ばれます。

短時間で締めくくる納会の場合は、軽めのおつまみと飲み物を少量ずつ用意するスタイルが向いているでしょう。

チーズ盛り合わせやナッツ類など、準備も片付けも簡単な品を選ぶと幹事の負担も減ります。

人数・年齢層・勤務形態から見るメニュー構成の考え方

参加人数や年齢層、開催時間帯によって、メニュー構成のバランスを変える必要があります。

人数規模別の考え方

     小規模:一人ひとりの好みに配慮して、肉・魚・野菜を少しずつ揃える

     中規模以上:万人受けする唐揚げやピザ、お寿司といった定番メニューを軸にする

年齢層による調整

     若手中心:ボリューム重視で、ご飯ものやがっつり系のおかずを充実させる

     ベテラン中心:上質な刺身や季節の煮物など、落ち着いて味わえる品を加える

開催時間帯での工夫

     残業後:空腹を満たせる主食系が必須

     日中:軽めのフィンガーフードで十分なケースも多い

アルコールを出さない場合は、デザートやソフトドリンクのバリエーションを増やして華やかさを演出するとよいでしょう。

シーン別に見る納会のおすすめ食べ物アイデア

納会の開催形式によって、用意すべき食べ物の種類や盛り付け方は大きく変わってきます。

立食・着席・小規模など、代表的なシーン別に食べやすく準備しやすいメニューの組み合わせ例を見ていきましょう。

立食スタイルの納会に合う一口フード・フィンガーフード

立食形式の納会では、片手で食べられて手が汚れにくいメニューが重宝されます。

ピンチョスは彩り豊かで見栄えがよく、パンやクラッカーの上に生ハム・チーズ・野菜を載せるだけで華やかな一品になります。

ミニバーガーサンドイッチも食べ応えがあり、移動しながらでも崩れにくいため人気があります。

串ものなら焼き鳥やつくね、ミートボールといった定番から、カプレーゼ串など洋風アレンジまで幅広く対応できます。

紙コップに盛るサラダやパスタも、フォークだけで完結するため立食向きです。

盛り付けの工夫としては、高さのあるスタンドを使うと立体感が出て、会場の雰囲気を盛り上げられるでしょう。

会議室や食堂での着席納会に喜ばれるしっかりごはん

会議室や社員食堂での着席納会では、温かくボリュームのあるメニューが喜ばれます。

主菜として唐揚げやハンバーグ、煮込み料理を用意し、ご飯ものや麺類を加えるとしっかり満足感を得られるでしょう。

お寿司や丼もの、パスタなど主食を兼ねた一品を選べば、準備も片付けも楽になります。

個別盛りと大皿取り分けにはそれぞれメリットがあり、個別盛りは衛生的で取り分けの手間がかからない一方、大皿は温かさを保ちやすく会話のきっかけにもなるでしょう。

片付けやすさも重要なポイントで、使い捨て容器や紙皿を利用すれば後片付けの負担を大幅に減らせます。

デリバリーやケータリングを利用する際は、容器の回収サービスがあるか確認しておくとよいでしょう。

年末らしさが出る納会フードのひと工夫

同じ予算であっても、年末らしい演出や季節感のある一品を加えるだけで、納会の満足度は格段に高まります。

少しの工夫で記憶に残る納会にできるアイデアを見ていきましょう。

季節感・年末感を意識したメニューと盛り付けアイデア

年末の納会には、季節感を演出するメニュー選びが雰囲気づくりに効果を発揮します。

冬野菜を使ったポトフやグラタン、温かい鍋料理は寒い時期ならではの一品として喜ばれるでしょう。

紅白カラーを意識したカプレーゼやかまぼこの盛り合わせを添えるだけで、年末らしい華やかさが生まれます。

締めくくりに年越しそば風の温かい麺類を用意すれば、一年の労いと新年への期待感を自然に表現できるでしょう。

盛り付けの工夫としては、ゴールドやレッドのテーブルクロスを敷くだけでも特別感が増します。

松や南天といった和の装飾小物をテーブルに添えると、年末ならではの風情が漂い、参加者の記憶に残りやすくなります。

デザート・軽食でつくる『締め』の時間の演出

納会の終盤には、デザートや軽食で締めの時間を演出すると参加者がリラックスして余韻を楽しめます。

ミニケーキやプリン、季節のフルーツ盛り合わせなどプチスイーツを用意すれば、挨拶や表彰のあとにほっと一息つけるでしょう。

コーヒーや紅茶、ノンアルコール飲料を添えると、アルコールが苦手な人や運転する人にも配慮した空間になります。

甘いものが得意でない参加者のために、チーズ盛り合わせやナッツ類といった軽食を一緒に並べておくとよいでしょう。

締めの時間は会話が落ち着く大切な場面なので、温かい飲み物と甘さ控えめの品を中心に構成すると、年末の労いにふさわしい穏やかな雰囲気を作れるでしょう。

失敗しにくい納会フード手配と当日の運営ポイント

納会の食べ物でよくあるのが「量が足りない」「料理が冷めてしまう」「アレルギー対応が漏れていた」といったトラブルです。

事前準備と当日の運営で押さえるべきポイントを確認しておきましょう。

発注スケジュールと数量の決め方・当日までの段取り

納会の食べ物を手配する際は、参加人数の読み方と発注スケジュールを正確に組み立てる必要があります。

人数と量の見込み方

     確定人数に対して5〜10%程度の余裕を持たせる

     立食:軽食中心で一人5〜7品程度

     着席:しっかり食事として一人8〜10品程度

発注から納品までの段取り

     発注締め切り:デリバリーやケータリングは通常3日〜1週間前

     変更・キャンセル期限も同時に確認しておく

     納品時間:納会開始の1〜2時間前を目安に指定

     受け取り担当者と場所を明らかにしておく

支払い方法の確認

当日現金払いか請求書払いかを事前に決めておくと、当日の混乱を防げます。

会場レイアウトとフード配置で気をつけたいこと

納会当日の会場レイアウトとフード配置を工夫すると、混雑や取りづらさを防いで快適な空間を作れます。

料理台の配置と動線

     入口から遠い場所に料理台を置くと、人が分散して混雑しにくい

     複数の料理台を設ける場合は、両側から取れる配置にする

     温かい料理と冷たい料理は別々のテーブルに分けて、温度管理をしやすくする

利用しやすさへの配慮

     ゴミ箱や空き皿置き場を料理台の近くに複数設置すると、テーブルが散らかりにくい

     アレルギー表示は各料理の前に見やすく配置し、特定原材料を記載する

     取り皿や箸、ナプキンは料理台の手前に置いて、取り忘れを防ぐ

動線を意識した配置にすると、参加者がストレスなく料理を楽しめる納会になるでしょう。

まとめ

納会で出す食べ物を選ぶ際は、まず目的と参加者像を整理し、立食か着席かといったシーン別のメニュー構成を考えるのが大切です。

年末らしい季節感や締めの演出を加えれば、記憶に残る納会になるでしょう。

発注スケジュールや会場レイアウトといった運営面の準備も忘れずに進めると、当日のトラブルを防げます。

具体的なメニューを検討する際は、ケータリングセレクションのプラン紹介ページも参考にしながら、自社に合った納会フードを選んでみてください。

執筆者

米田 英敏

年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。

予約・お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

0120-262-005 0120-262-005 平日 10:00~18:00

WEBでのお問い合わせ

24時間受付

お問い合わせ

関連記事