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納会料理の選び方ガイド|失敗しない判断基準と満足度を上げるコツ

納会料理は、イベント全体の満足度を左右する最も重要な要素です。

どんなに会場が良くても、料理が期待外れだと参加者の印象は悪くなってしまいます。

料理選びが大切なのは、参加者の多様なニーズに応える必要があるからです。

年齢層、性別、食の好み、アレルギーの有無など、配慮すべき点は多岐にわたります。

特に最近は、健康志向の高まりから、カロリーや栄養バランスを気にする方も増えています。

こうした様々な要望に対応できる料理を選ぶことが、幹事の腕の見せ所なのです。

納会料理の予算は、一般的に一人あたり4,000円から6,000円程度が相場です。

会社の規模や業種によって幅がありますが、この価格帯であれば品質の良い料理を提供できます。

ただし、予算が決まったら、その範囲内で最大限の満足度を得られる選択をすることが重要です。

料理のスタイルも検討すべきポイントです。

コース料理、ビュッフェ形式、大皿料理など、それぞれにメリットとデメリットがあります。

参加人数や会場の広さ、納会の雰囲気に合わせて最適な形式を選びましょう。

例えば、30人以下ならコース料理でゆったりと、50人以上ならビュッフェで自由な交流を促すといった使い分けが効果的です。

失敗しない納会料理の選び方|具体的な5つのステップ

納会料理を成功させるには、計画的な選定プロセスが欠かせません。

ここでは、実践的な5つのステップをご紹介します。

ステップ1:参加者の情報を把握する

まず、最初に行うのが、参加者の詳細な情報収集です。

事前アンケートで、食物アレルギー、苦手な食材、食事制限(ベジタリアン、宗教上の理由など)を確認します。

これを怠ると、当日になって食べられない人が出てしまい、気まずい雰囲気になりかねません。

また、年齢層や男女比も把握しておくと、メニュー選びがスムーズになります。

ステップ2:予算配分を決める

全体予算が決まったら、料理と飲み物の配分を考えます。

一般的には、料理6割、飲み物4割の配分が目安です。

例えば、一人5,000円の予算なら、料理3,000円、飲み物2,000円という具合です。

ただし、お酒をよく飲む職場なら飲み物の比率を上げるなど、参加者の傾向に合わせて調整しましょう。

ステップ3:料理のジャンルとバランスを考える 

納会料理では、和洋折衷のバランスが好まれます。

和食だけ、洋食だけに偏ると、好みが分かれやすくなります。

刺身や寿司などの和食、ローストビーフやパスタなどの洋食、そして唐揚げやサラダといった定番料理をバランス良く組み合わせるのがコツです。

また、温かい料理と冷たい料理の両方を用意すると、季節を問わず喜ばれます。

ステップ4:量と品数の最適化

料理は多すぎても残って申し訳ない気持ちになり、少なすぎても不満が出ます。

一般的な目安として、一人あたり8~10品程度が適量です。

ビュッフェ形式なら、品数を多めにして一品あたりの量を調整します。

コース料理なら、前菜、メイン、デザートという流れで、満足感のある構成を心がけましょう。

年配の方が多い場合は、量より質を重視するのもポイントです。

ステップ5:注文時の確認事項を徹底する

料理を注文する際は、細かい確認が成功の鍵です。

配達時間、器の返却方法、追加注文の可否、キャンセル料の発生タイミングなどを明確にしておきます。

特に人数変更の締切日は重要です。

多くの店舗では3日前までの変更を受け付けていますが、店によって異なるため必ず確認しましょう。

また、実際の盛り付け写真を見せてもらうと、当日のイメージが掴めて安心です。

シーン・規模別の納会料理選びのポイント

納会の形式や規模によって、最適な料理の選び方は変わってきます。

状況に応じた選択ができると、満足度が大きく向上します。

少人数(10~20人)の納会料理

少人数の場合は、個人の好みに細かく対応できるのが強みです。

コース料理や個別の御膳スタイルを選ぶと、特別感が出て喜ばれます。

和食の懐石料理や、洋食のコースなど、少し上質なメニューを選ぶのもおすすめです。

ただし、品数が多すぎると食べきれないため、7~8品程度に抑えるのがちょうど良いでしょう。

中規模(30~50人)の納会料理 

最も一般的な規模で、大皿料理やビュッフェ形式が適しています。

大皿料理なら、各テーブルに料理を配置し、参加者が取り分ける形式が便利です。

ビュッフェなら、参加者が自由に好きなものを選べるため、好みの多様性にも対応できます。

この規模では、料理の種類を12~15品程度用意すると、選ぶ楽しさも生まれます。

大規模(50人以上)の納会料理 

大人数になると、配膳のスムーズさが重要です。

ビュッフェ形式が最も現実的ですが、動線をしっかり考える必要があります。

料理台を複数箇所に分散させると、混雑を避けられます。

また、座って食べられるスペースを十分に確保することも忘れずに。

料理の品数は多めに用意し、一品あたりの単価を抑えてバラエティを出すのがコツです。

立食形式と着席形式の違い

立食形式なら、一口サイズのフィンガーフードや、片手で食べられる料理が便利です。

串物、カナッペ、小さめのサンドイッチなどが適しています。

着席形式なら、しっかりとした食事を楽しめる料理を選びます。

ナイフとフォークを使う料理も問題ありませんが、あまり食べにくいものは避けた方が無難です。

時期・季節による料理選び

12月の納会なら、温かい料理の比率を高めます。

鍋料理、グラタン、シチューなど、体が温まるメニューが喜ばれます。

逆に夏の納会なら、さっぱりとしたサラダや冷製料理を多めに。

季節感のある食材を使った料理を取り入れると、より満足度が上がります。

納会料理でよくある質問と注意点

納会料理を準備する際、多くの幹事が直面する疑問や注意点をまとめました。

Q1. お酒を飲まない人への配慮はどうすればいい? 

ノンアルコール飲料の選択肢を充実させることが基本です。

ソフトドリンクだけでなく、ノンアルコールビールやカクテル、フレッシュジュースなども用意しましょう。

料理も、お酒のつまみだけでなく、単体で楽しめるメニューをバランス良く入れます。

ご飯物や麺類を少し用意しておくと、お酒を飲まない方も満足できます。

Q2. 料理が余った場合の対処法は?

事前に持ち帰り用の容器を用意しておくと便利です。

ただし、生ものは衛生上の理由から持ち帰りを避けた方が安全です。

加熱済みの料理や、常温保存できるものなら持ち帰りも可能です。

また、注文時に料理の量を相談し、少し控えめにするのも一つの方法です。

Q3. アレルギー対応はどこまで必要?

事前アンケートで把握したアレルギー情報は、必ず店舗に伝えます。

重度のアレルギーの場合は、別メニューを用意してもらうか、その食材を完全に除外した料理を選びます。

軽度の場合でも、該当する料理に印をつけるなど、分かりやすく表示しておくと安心です。

Q4. 予算オーバーを防ぐコツは?

見積もりは必ず詳細に取り、隠れた費用がないか確認します。

配達料、器のレンタル料、サービス料などが別途かかることもあります。

また、飲み放題プランを選ぶ際は、時間制限や対象ドリンクをしっかり確認しましょう。

予算に余裕を持たせ、全体の10%程度は予備費として確保しておくと安心です。

Q5. 当日の料理管理で気をつけることは?

料理が届いたら、すぐに内容と状態を確認します。

不足や破損があれば、その場で店舗に連絡します。

温かい料理は保温状態を保ち、冷たい料理は冷蔵庫に入れるなど、適切な温度管理が大切です。

また、料理を出すタイミングも考えておくと、最後まで美味しく食べてもらえます。

まとめ

納会料理の選び方について、具体的な方法をご紹介しました。

重要なポイントをまとめます。

・参加者の情報を事前に把握し、アレルギーや好みに配慮する 

・予算配分を明確にし、料理と飲み物のバランスを考える 

・和洋折衷の多様なメニューで、幅広い好みに対応する

 ・規模や形式に応じて、最適な料理スタイルを選択する

納会料理は、参加者の満足度を左右する重要な要素です。

今回ご紹介した選び方のポイントを実践すれば、初めての幹事でも安心して準備を進められます。

特に大人数の納会では、料理の手配や管理に時間がかかるものです。

ケータリングサービスやオードブルの宅配を活用すれば、準備の負担を減らしながら、栄養バランスの取れた質の高い料理を提供できます。

参加者全員が楽しめる納会を、ぜひ実現してください。

執筆者

米田 英敏

年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。

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