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納会の挨拶はどうする?役職別・場面別の例文と話し方のコツを解説

年末の納会で挨拶を任され、「何を話せばいいのだろう」と悩んでいませんか。

一年の締めくくりとなる場だからこそ、感謝の気持ちを伝えつつ、来年に向けた前向きな空気をつくりたいものです。

ただし、立場や役職によって伝える内容や話し方のポイントは変わります。

本記事では、納会の挨拶で押さえておきたい基本の考え方を、役職別・場面別の例文とともに紹介します。

すぐに使える表現もまとめていますので、自分に合った言葉選びの参考にしてください。

納会での挨拶の基本とは

納会の挨拶には、一年を締めくくる総括としての役割と、来年への意欲を高める目的があります。

単なる形式的なスピーチではなく、参加者への感謝を伝え、成果をねぎらい、前向きな雰囲気をつくることが求められます。

ここでは、納会にふさわしい挨拶の基本的な考え方を確認していきましょう。

納会の目的と挨拶の意味

納会は年末や年度末といった節目に開かれる社内行事で、一年間の業務を振り返り総括する場です。

この場で挨拶が行われる理由は、チーム全体で成果を確認し合い、次の段階へ進むための区切りをつけるためといえます。

日々支えてくれた仲間への感謝や、一年間の努力へのねぎらいを言葉にすることが大切です。

こうした言葉は単なる儀礼ではなく、メンバーの貢献を認め、モチベーションを高める効果を持っています

また、達成した成果を共有することで組織としての一体感が生まれ、来年への前向きな気持ちを引き出すきっかけにもなるでしょう。

納会の挨拶には、一年を締めくくり新たなスタートを切るための重要な意味が込められているのです。

年末らしい挨拶の特徴とは

年末に開催される納会では、一年の締めくくりという時期ならではの温かみのある挨拶が求められます。

年末は多くの人が新しい年への期待を抱く時期であり、挨拶にもその雰囲気を反映させることが大切です。

具体的には、今年一年の苦労や達成をねぎらう言葉に加えて、新年を迎える前向きな気持ちや来年への期待を込めた表現を取り入れるとよいでしょう。

「良いお年をお迎えください」「来年もよろしくお願いします」といった季節の挨拶を自然に盛り込むことで、年末らしい温かい雰囲気が生まれます。

また、仕事納めという区切りを意識し、参加者がリラックスして新年を迎えられるような配慮も重要です。

年末特有の慌ただしさの中でも、感謝の気持ちを丁寧に伝えることで、メンバー全員が清々しい気持ちで一年を終えられる挨拶を心がけましょう。

役職別に見る納会の挨拶例

納会での挨拶は、役職や立場によって求められる内容や伝え方が異なります。

経営層には組織全体を見渡す視点が、中堅層には現場と経営をつなぐ役割が、若手には素直な感謝の表現が期待されるでしょう。

ここでは、それぞれの立場に応じた挨拶のポイントと例文を紹介します。

上司・管理職が話す場合のポイント

上司や管理職が納会で挨拶する際は、チーム全体を見渡す立場として、メンバーの努力を認め感謝を伝えることが重要です。

一年間の成果や課題を振り返りながら、部下やチームメンバーの具体的な貢献に触れ、ねぎらいの言葉を丁寧に伝えることで信頼関係が深まります。

また、来年に向けた方向性や目標を示すことも管理職の役割ですが、説教めいた内容にならないよう注意しましょう。

納会は労をねぎらう場であり、前向きな雰囲気をつくることが大切です。

話し方は落ち着いたトーンで、威圧的にならないよう配慮します。

「皆さんのおかげで」「チーム一丸となって」といった言葉を使い、組織全体の成果として共有する姿勢を示すとよいでしょう。

管理職としての責任感を持ちつつ、温かみのある挨拶を心がけることが求められます。

若手・社員代表として挨拶する場合

若手社員や中堅社員が代表として挨拶する場合は、上司や先輩への感謝を素直に表現することが基本です。

「ご指導ありがとうございました」「皆さんの支えがあり、成長できました」といった感謝の言葉を具体的に伝えることで、誠実な印象を与えられます。

また、一年間で学んだことや成長できた点に触れると、前向きな姿勢が伝わるでしょう。

若手ならではのフレッシュさを活かし、緊張しすぎず自然体で話すことも大切です。

来年への抱負を短く添えることで、意欲的な印象も残せます。

ただし、長々と自分の話をするのは避け、簡潔にまとめましょう。

謙虚さと前向きさのバランスを保ちながら、チーム全体への感謝を忘れずに伝えることがポイントです。

堅苦しくなりすぎない温かみのある言葉選びを心がけ、場の雰囲気を和ませる挨拶を目指しましょう。

シーン別に使える納会挨拶文例集

納会では開会から締めまで、場面ごとに異なる挨拶が求められます。

開会では一年の総括を、乾杯では前向きな雰囲気づくりを、締めでは感謝と来年への期待を伝えることが大切です。

ここでは、それぞれのシーンで使える具体的な例文を紹介します。

開会の挨拶のポイントと例文

開会の挨拶は納会の雰囲気を決める重要な役割を担います。

参加者の緊張をほぐし、温かい空気をつくるために、堅苦しくなりすぎず親しみやすいトーンで始めることがポイントです。

一年の労をねぎらう言葉を添えつつ、簡潔に挨拶をまとめましょう。

【例文】

「皆さん、本日はお疲れさまです。

今年も一年、本当にお疲れさまでした。皆さんのおかげで無事に仕事納めを迎えられました。

今日は日頃の感謝を込めて、ゆっくり楽しんでください。

それでは、令和○年の納会を始めます。」

このように、感謝の気持ちを伝えながら、リラックスして楽しんでほしいという意図を示すとよいでしょう。

長々と話さず、明るく前向きな言葉で場を和ませることが大切です。

参加者全員が心地よくスタートを切れるような挨拶を心がけましょう。

締めの挨拶・一本締めに使える例

締めの挨拶は納会を気持ちよく終えるための大切な場面です。

参加への感謝を伝え、来年への期待を込めた前向きな言葉で締めくくりましょう。

一本締めや三本締めで終える場合は、事前に締め方を確認しておき、全員で気持ちを一つにすることが重要です。

【例文】

「本日はお忙しい中お集まりくださり、ありがとうございました。

皆さんと一年を振り返り、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

来年も引き続きよろしくお願いします。

それでは最後に、一本締めで締めたいと思います。お手を拝借、いよーお、パン!ありがとうございました。」

締めの挨拶は短く簡潔にまとめ、感謝と期待を込めた温かい言葉を選びます。

一本締めの際は大きな声でリードし、参加者全員が一体感を持てるよう配慮しましょう。

清々しい気持ちで納会を終えられるような挨拶を目指します。

印象に残る納会の挨拶にするために

せっかく挨拶を任されたのなら、形だけの言葉ではなく聞き手の心に残るスピーチにしたいものです。

話し方の工夫や具体的なエピソードの盛り込み方によって、印象は大きく変わります。

ここでは、納会の挨拶をより魅力的にするためのポイントを紹介します。

失敗しない話し方のコツ

納会の挨拶で緊張してしまう場合は、事前にしっかり準備することで落ち着いて話せるようになります。

話す内容を『感謝→振り返り→来年への期待』といったわかりやすい流れで整理し、要点をメモしておくと安心です。

丸暗記をする必要はありませんが、伝えたいキーワードを書き出しておくだけでもスムーズに話せます。

また、話し始めに深呼吸をして落ち着き、ゆっくり話すことを意識しましょう。

早口になると聞き取りにくくなり、緊張も伝わってしまいます。

目線は一点を見つめるのではなく、会場全体に向けるようにすると自然な印象になるでしょう。

長すぎる挨拶は避け、2〜3分程度にまとめることもポイントです。

事前に声に出して練習しておくと、本番でも自信を持って話せます。

準備と落ち着いた話し方で、失敗のない挨拶を目指しましょう。

ユーモアやエピソードの取り入れ方

納会の挨拶に適度なユーモアやエピソードを取り入れると、場の雰囲気が和み印象に残りやすくなります。

具体的な出来事や社内での小さなエピソードを交えることで、親近感が生まれ聞き手の共感を得やすくなるでしょう。

たとえば「今年は○○さんの頑張りで大きなプロジェクトが成功しました」といった具体例を挙げると、感謝の言葉がより伝わります。

ユーモアを入れる場合は、誰かを傷つけない軽いものにとどめ、笑いを取ることよりも温かい雰囲気づくりを優先しましょう。

自虐的な失敗談や、チーム全体で乗り越えた苦労話などは好印象です。

ただし、内輪ネタや特定の人しかわからない話題は避け、全員が楽しめる内容を選びます。

エピソードは短くまとめ、挨拶全体のバランスを崩さないよう注意が必要です。

さりげない工夫で、記憶に残る挨拶を目指しましょう。

まとめ

納会の挨拶は、一年を締めくくる大切な役割を担っています。

立場や場面に応じて内容を工夫し、感謝とねぎらいの気持ちを込めて話すことで、会場全体が温かい雰囲気に包まれるでしょう。

また、挨拶だけでなく、料理や進行の準備も丁寧に整えることが大切です。

ケータリングセレクションなどのサービスを使えば、準備の負担を抑えつつ、質の高い納会を実現できます。

心を込めた言葉と万全の準備で、記憶に残る納会をつくりましょう。

執筆者

米田 英敏

年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。

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