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1.5次会のお車代は必要?渡し方や相場、注意点を徹底解説

結婚式の披露宴とは異なるスタイルとして、近年多くのカップルに選ばれているのが「1.5次会」です。

親しい友人や同僚と気軽に楽しめる雰囲気が魅力ですが、その一方で「お車代をどうすべきか」と悩む新郎新婦も少なくありません。

披露宴ほど格式ばらず、カジュアルさが特徴の1.5次会だからこそ、従来のマナーがそのまま当てはまるのか判断に迷うケースもあります。

本記事では、1.5次会におけるお車代の必要性や相場、渡し方のマナー、会費制との兼ね合いまで詳しく解説し、ゲストに安心して参加してもらえる準備のヒントをお届けします。

1.5次会でお車代を渡すべきゲストとは

1.5次会でもすべてのゲストにお車代が必要というわけではありません。

では、実際にどのような人にお車代を渡すべきなのでしょうか。

ここからは1.5次会で誰にお車代を渡す必要があるのかについて、具体的なケースを挙げながら解説します。

遠方から来るゲストや主賓・乾杯の挨拶をする方

1.5次会でお車代を渡すべきゲストは、主に以下のような人が該当します。

遠方から参加してくれる人

新幹線を利用する距離や宿泊が必要になる場合は、交通費の負担を考慮してお車代を用意するのが一般的です。

主賓として祝辞をお願いした人

会社の上司や恩師など、格式のある挨拶をしてもらう場合にはお礼の意味を込めて渡します。

乾杯の発声をお願いする方

パーティーの重要な役割を担ってくれるため、感謝の気持ちとしてお車代を用意する場合が多くなっています。

受付や特別な役割を引き受けてくれた方

当日の進行に協力してくれる友人にも、お礼をするケースがあります。

お車代は交通費だけでなく、お礼としての意味合いも含まれているため、パーティーに貢献してくれた人への心配りと考えましょう。

仲人がいない1.5次会ならではの判断ポイント

1.5次会では仲人を立てないケースが多いため、お車代を渡す範囲について新郎新婦が自分たちで判断する必要があります。

判断する際の重要なポイントは以下の通りです。

予算との兼ね合い

費用面での問題があるから披露宴ではなく1.5次会を行うカップルも少なくないため、無理のない範囲で決めましょう。

ゲストとの関係性

親族や会社の上司など今後も付き合いが続く人には配慮が必要な一方で、友人同士なら事前相談も可能です。

パーティーの格式

会費制で気軽な雰囲気の1.5次会なら、従来の披露宴ほど厳格にお車代を用意しなくても理解されるケースが多い傾向です。

お車代の有無を事前に伝えることで、ゲストも安心して参加の可否を判断できます。

1.5次会のお車代の相場と金額の目安

1.5次会のお車代はゲストとの関係や距離によって金額が変わってきます。

では、実際にどの程度の金額を用意すれば良いのでしょうか。

ここでは1.5次会におけるお車代の相場、距離・役割別の金額目安、渡し方のマナーを解説します。

移動距離に応じた相場の考え方

1.5次会でのお車代は、ゲストの移動距離に応じて金額を決めるのが一般的です。

近距離の場合(3,000円〜5,000円)

同じ都道府県内や隣接する県からの参加で、普通電車や高速バスを利用する程度の距離なら、交通費の一部負担として用意します。

中距離の場合(5,000円〜10,000円)

東京〜東海圏なら5,000円のお車代といった具合に、新幹線利用が想定される距離は、交通費の半額程度を目安としましょう。

長距離の場合(10,000円〜20,000円)

東京〜近畿圏の場合は「半額」または「一律1万円」を目安にしましょう。

1.5次会といえども、遠方からのゲストにお車代を用意しないのはマナー違反と受け取られることが多いため、可能な範囲で配慮しましょう。

お車代と交通費の違い・ご祝儀とのバランス

1.5次会でお車代を用意する際、交通費の全額を渡すケースと気持ちとしての包みに違いがあるのを理解しましょう。

交通費全額を渡すケース

主賓や特別にお願いした役割の人、親族など重要なゲストには、実際にかかった交通費の全額または近い金額を用意するのが一般的とされています。

気持ちとしての包み

友人や同僚には交通費の半額程度を「お気持ち」として渡すケースが多く、東京〜東海圏なら5,000円のお車代、東京〜近畿圏なら半額か1万円といった具合に調整します。

ご祝儀制と会費制のバランス

ご祝儀制の1.5次会の場合は披露宴とほぼ同じと考えて用意するのが一般的な一方、会費制の1.5次会では、会費とのバランスを踏まえて金額を決めるのがポイントです。

1.5次会のお車代の渡し方とマナー

お車代を用意したら、次に考えなければならないのが渡すタイミングや渡し方のマナーです。

ゲストに気持ちよく受け取ってもらえるように、お車代をスマートに渡すタイミングやマナーについて、具体的なポイントを交えて紹介します。

封筒・表書き・渡すタイミングの基本

1.5次会でのお車代も、基本的なマナーを守って渡すことが大切です。

封筒の選び方

1万円以上を包む場合は祝儀袋を使い、1万円未満の金額ならポチ袋でも問題ありません。

表書きのマナー

交通費として渡す場合は「御車代」、お礼の意味を込める場合は「御礼」と毛筆や筆ペンで記入します。

下段(名入れ)には新郎新婦の姓、または連名を記載します。

渡すタイミングと方法

受付での手渡しが基本です。

事前に受付担当者に「○○様にお車代をお渡しください」と依頼し、封筒に付箋で受取人名を記載し、受付担当へ依頼しておくと確実です。

両親から直接渡してもらう方法もありますが、1.5次会では受付での対応が多くなります。

パーティー終了後に渡すケースもありますが、受付時に済ませておくのが親切です。

1.5次会のスタイルに合った配慮

1.5次会は披露宴よりもカジュアルな雰囲気ですが、お車代を渡す際もパーティーのスタイルに合わせた配慮が欠かせません。

スタッフ経由で自然に渡す方法

プランナーやスタッフに事前にお願いして、目立たないように渡してもらうのが効果的でしょう。

挨拶時に直接手渡しする方法

新郎新婦が各テーブルを回る際に、「今日は遠いところをありがとうございます」と一言添えて直接手渡しする方法もあります。

手紙風にして渡す配慮

他のゲストに気づかれないよう、手紙風の封筒に入れて渡すカップルもいます。

お車代をもらっていないゲストに気を使わせないための心配りといえます。

1.5次会のお車代に関するトラブルを防ぐには

1.5次会ではお車代をめぐってゲストとの間に誤解が生まれたり、不満を抱かせてしまったりするケースもあります。

せっかくのお祝いの場でトラブルが起こらないよう、事前の準備が大切です。

お車代をめぐる不満や誤解を防ぐポイントについて、具体的な対策を交えながら詳しく解説します。

渡す人・渡さない人の線引きに注意

1.5次会で一番注意が必要なのは、お車代を渡す人と渡さない人の線引きでしょう。

同じ距離から来るゲスト同士で差をつけてしまうと不公平感が生まれやすく、会費よりもお車代の方が高ければゲストが気を遣ってしまい、後からお礼が届く可能性もあります。

例)新幹線利用=一律○円/宿泊が必要=○円など、客観的な基準を事前に設定しましょう。

また、1.5次会でもお車代がないとモヤモヤする、という人は多いため、受け取らなかった人が「自分だけもらえなかった」と感じないよう、渡し方にも工夫が必要になります。

親族と友人、主賓とゲストなど、立場による差がある場合は理由を用意しておくことで、ゲストに納得してもらいやすくなるでしょう。

事前の確認と司会・受付スタッフとの連携

1.5次会当日にお車代に関するトラブルを防ぐためには、事前の準備と関係者との情報共有が大切です。

お車代を渡すゲストのリスト作成

受付担当者に事前に渡し、封筒には付箋で名前を書いて「○○様にお渡しください」と分かりやすくしておきます。

司会者との事前打ち合わせ

「お車代を用意している方がいる」旨を伝え、当日の進行に影響がないよう配慮してもらいましょう。

会場スタッフとの連携

お車代について説明し、ゲストから質問があった場合の対応方法を決めておきましょう。

チェックリストの準備

「誰に渡したか」「まだ渡していないのは誰か」を確認できるリストを用意し、漏れを防ぎます。

両親との役割分担

受付担当だけでは対応しきれない場合に備え、フォロー体制を整えておくと、当日スムーズにお車代を渡すことができるでしょう。

まとめ

1.5次会は披露宴よりもカジュアルで自由度が高いパーティーですが、お車代に関してはマナーや配慮が問われる重要なポイントです。

会費制だからといってお車代が不要というわけではなく、遠方から来てくれるゲストへの心配りは欠かせません。

距離に応じた相場を把握し、ゲストとの関係性を考慮しながら金額を決めるのが大切でしょう。

1.5次会では正式な結婚式より自由な判断ができる一方で、お車代の相場や渡し方を事前に整理しておけば、安心して1.5次会を迎えられるでしょう。

執筆者

米田 英敏

年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。

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