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1.5次会の演出アイデア集|ゲスト参加型から感動演出まで幅広く紹介
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結婚式の披露宴と二次会の間に位置する「1.5次会」は、新しいスタイルのウエディングパーティとして注目を集めています。
フォーマルすぎず、カジュアルすぎない絶妙なバランスが心地よさを生み出す魅力です。
親しい家族や友人と過ごす1.5次会は、笑顔や会話が自然とあふれるあたたかな時間になるでしょう。
自由度の高い形式だからこそ、新郎新婦らしさを表現する演出を取り入れると、より印象深いひとときに彩られます。
本記事では、ゲスト参加型の企画から感動を呼ぶセレモニーまで、幅広いアイデアを紹介し、特別な1.5次会づくりに役立つヒントをお伝えします。
1.5次会をゲスト参加型の演出で会場を盛り上げる
1.5次会の大きな魅力は、新郎新婦とゲストが自然に交流できる温かな雰囲気にあります。
特に、ゲストも一緒に参加できるゲームや企画を取り入れると、会場全体に一体感が生まれ、笑顔や会話が広がります。
互いに思い出を共有することで、参加者の心に残る特別なパーティを実現できます。
サプライズムービーやインタビュー
参加者から事前に収集したメッセージや思い出のエピソードを編集したサプライズムービーは、会場全体を感動で包む演出として人気があります。
新郎新婦への祝福の言葉や、ともに過ごした日々の写真を組み合わせれば、会場にいる全員が温かい気持ちに包まれます。
また、パーティ当日に参加者へのインタビュー撮影を行い、リアルタイムで上映する方法も盛り上がります。
参加者の声や思い出を取り入れたムービーを上映し、主役のふたりとの絆を感じさせる演出により、参加者全員が一体となって祝福できる特別な時間が生まれます。
事前準備が必要な演出ですが、新郎新婦にとっても参加者にとっても心に残る宝物のような映像作品となるはずです。
全員参加のゲームや抽選会
全員が気軽に楽しめるゲーム演出は、会場の盛り上がりを一気に高める定番の方法です。
ビンゴゲームでは、新郎新婦にちなんだオリジナル数字を用意すると、単なる抽選会以上の特別感を演出できます。
また、新郎新婦クイズでは、馴れ初めや意外なエピソードを問題にすると、参加者同士の会話も弾むでしょう。
じゃんけん大会やくじ引きなど、年齢を問わず誰でも参加しやすいシンプルなゲームも人気があります。
景品付きのビンゴやじゃんけん大会など、気軽に楽しめるゲーム演出を取り入れれば、会場全体が一体となって盛り上がれるはずです。
景品は実用的なものから面白グッズまで幅広く用意しておくと、当選した人だけでなく見ている人も一緒に楽しめます。
感動を誘う1.5次会のセレモニー演出
1.5次会は披露宴ほど格式張らない自由な雰囲気が魅力ですが、大切な人たちに向けた感謝の気持ちは忘れずに伝えたいですね。
カジュアルな中にも感謝の気持ちを伝える演出を取り入れ、心に残る時間にすると、参加者にとっても特別な体験となるでしょう。
親御様への手紙や花束贈呈
親御様への感謝を込めた手紙朗読は、1.5次会でも特別な感動を生む演出のひとつです。
新郎新婦が交代でこれまでの感謝の想いを綴った手紙を読み上げれば、会場全体が温かい雰囲気に包まれます。
手紙とともに花束や記念品を贈呈する演出も人気で、育ててくれた感謝の気持ちを形にして表現できるでしょう。
親御様の好きな花や思い出の品を選ぶことで、より心のこもった贈り物になります。
感謝を言葉と形で伝える演出として、親御様への手紙や贈り物は、カジュアルな1.5次会にも取り入れやすい定番セレモニーです。
親しい間柄だからこそ普段は恥ずかしくて言えない素直な気持ちを伝える絶好の機会となり、参加者にも感動を与える印象深いひとときになるはずです。
ファーストバイトやキャンドルサービス
披露宴でおなじみのファーストバイトは、1.5次会でも参加者を笑顔にする人気演出です。
新郎新婦がお互いにケーキを食べさせ合う微笑ましい光景は、アットホームな会場でより身近に感じられるでしょう。
通常のスプーンではなく、特大スプーンやしゃもじを使ったユニークなアレンジも盛り上がります。
キャンドルサービスでは、各テーブルを回りながら参加者と会話を楽しむ時間を作れます。
従来の長いキャンドルの代わりに、小さなLEDキャンドルやランタンを使うことで安全性も確保できるでしょう。
披露宴の定番演出をアレンジして、1.5次会らしく取り入れると、格式ばりすぎず親しみやすい雰囲気を保ちながら、特別感のある演出を実現できます。
1.5次会ならではのカジュアル演出
1.5次会の魅力は、披露宴のような厳格なルールにとらわれず、新郎新婦の個性を自由に表現できる点にあります。
堅苦しくない雰囲気を演出するためのアイデアを取り入れれば、参加者全員がリラックスして楽しめる温かなパーティになるでしょう。
フォトブース・フォトプロップスの設置
フォトブースの設置は、参加者同士の交流を自然に促す人気の演出です。
特別な背景や小道具を用意すると、普段とは違った楽しい写真を撮影できるため、参加者にとって思い出深い体験となります。
撮影用小道具(フォトプロップス)も効果的で、ヒゲやメガネ、帽子、吹き出しなどを使うことで写真に華やかさとユニークさを加えられるでしょう。
手作りのプロップスを準備すれば、新郎新婦らしいオリジナリティも表現できます。
参加者が自由に写真撮影を楽しめるフォトブース演出により、会場のあちこちで笑顔が生まれ、自然と盛り上がりを作り出せます。
撮影した写真はSNSでシェアされる場合も多く、パーティの楽しさが広がる効果も期待できるでしょう。
オリジナルBGMや演奏のアレンジ
音楽は1.5次会の雰囲気作りに欠かせないもので、新郎新婦の個性を表現する絶好の機会でもあります。
ふたりの出会いのきっかけとなった楽曲や、交際中によく聞いていた思い出の曲をBGMに選ぶことで、会場全体が温かい物語に包まれるでしょう。
さらに、楽器が得意な友人がいる場合は、生演奏をお願いすると特別感のある演出が実現できます。
ピアノやギター、バイオリンなどの生演奏は、デジタル音源では味わえない臨場感と感動を与えてくれるはずです。
ふたりの思い出の曲や参加者とのセッションなど、音楽を使った演出方法により、アットホームながらも印象深いひとときを作り出せます。
参加者全員で合唱する場面を設ければ、参加者みんなで作り上げる特別な時間になるでしょう。
1.5次会の演出の進行と準備で気をつけたいこと
1.5次会を成功させるためには、当日だけでなく事前の段取りと準備が重要なポイントとなります。
会場との事前打ち合わせや、演出に必要な機材の確認、進行表の詳細な作成など、演出をスムーズに進めるための段取りや事前準備のポイントを紹介していきます。
司会・進行役との打ち合わせ
1.5次会の成功は、司会・進行役との綿密な打ち合わせにかかっているといっても過言ではありません。
当日の進行をスムーズに行うため、事前にタイムラインの詳細を共有し、各演出のタイミングや流れを細かく確認しておくことが大切です。
特に、ケーキカットやゲーム、スピーチなどの演出では、音響設備の操作や照明の調整が必要になる場合もあるため、会場スタッフとの連携も含めて打ち合わせを行いましょう。
司会者には、新郎新婦の人柄や参加者との関係性についても事前に伝えておくと、より温かみのある進行が可能になります。
タイムラインの共有や演出タイミングの確認など、司会者との連携の重要性を理解し、入念な準備を行うことで、当日は安心して演出を楽しめるはずです。
演出に合わせた機材や人員の手配
1.5次会の演出を成功させるには、内容に応じた機材やサポートスタッフの手配が欠かせません。
映像演出を行う場合は、プロジェクターやスクリーン、音響機器が必要になり、事前の動作確認も重要です。
生演奏や歌唱を取り入れる際は、楽器用のアンプや音響調整ができるオペレーターの配置も検討しなければなりません。
照明演出では、キャンドルサービスやケーキカットの際に会場の明るさを調整できるスタッフが必要になる場合もあります。
映像・音響・照明など、演出内容に応じて必要な機材やサポートスタッフを事前にリストアップし、会場との打ち合わせで詳細を確認しておくことで、当日のトラブルを防げます。
まとめ
1.5次会は、披露宴と二次会の良さを兼ね備えた自由度の高いパーティスタイルです。
演出は会の雰囲気を左右する大切な要素であり、参加型のゲームや感動を呼ぶセレモニーなど、多彩な工夫が可能です。
その中から新郎新婦らしい演出を選び取ることで、参加者にとっても心に残るひとときとなります。
準備の段階から想いを込めて計画すれば、特別な1.5次会を実現できるでしょう。
執筆者
米田 英敏
年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。