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学校行事の幹事必見!歓迎会・送迎会を失敗させないための段取り術

学校の教職員の皆さま、学部の幹事を任されて「どうすればいいのだろう」と頭を抱えていませんか?新しく赴任される先生方を温かく迎え入れたい、あるいは、長年学校を支えてこられた先生方を感謝の気持ちで送り出したい。そんな大切な歓迎会や送迎会を成功させるには、事前の周到な準備と当日のスムーズな運営が不可欠です。

この記事では、学校行事ならではの特性を踏まえ、企画の立ち上げから、会場選定、当日の進行、さらには事後処理に至るまで、幹事の方が自信を持って会を成功に導けるよう、具体的なノウハウを時系列で詳しく解説します。初めて幹事を務める方でも、この記事を読み終える頃には、具体的な行動計画が立てられるよう、実践的な内容を盛り込みました。一つひとつのステップを丁寧に解説していきますので、ぜひ最後までお読みいただき、思い出に残る素晴らしい会を作り上げてください。

はじめに:学校の歓迎会・送迎会、幹事が押さえるべき役割とは?

学校における歓迎会や送迎会は、単なる飲み会ではありません。新しい教職員を温かく迎え入れ、組織の一員としての第一歩を気持ちよく踏み出してもらうための大切な場です。また、長年にわたり学校を支えてきた仲間を、感謝の気持ちを込めて送り出す、感動的なセレモニーでもあります。これらの会を成功させることは、学校コミュニティの結束を強め、教職員間の良好な人間関係を育む上で欠かせない役割を果たします。

しかし、幹事を初めて務める方にとっては、「何から手をつければいいのか」「会社の宴会とは何が違うのか」といった不安や戸惑いを感じることもあるかもしれません。学校行事特有の配慮すべき点や、限られた予算と時間の中で最高の会を企画する難しさも伴います。

この記事では、そのような幹事の皆様が安心して準備を進められるよう、企画段階から当日の運営、さらには事後処理に至るまで、歓迎会・送迎会の具体的な段取りを時系列で網羅的に解説します。この記事を読み終える頃には、あなたはきっと、自信を持って会を成功に導くための実践的なロードマップを手にしていることでしょう。

会社とは違う?学校行事ならではの歓迎会・送迎会のポイント

会社の宴会と学校の歓迎会・送迎会では、幹事が留意すべき点が大きく異なります。学校行事ならではの特性を理解しておくことが、会を成功させるための第一歩となるでしょう。まず最も大きな違いは、「参加者の多様性」です。会社の宴会であれば、おおよそ年齢層や役職が近い社員が中心となりますが、学校の場合、若手の先生からベテランの先生、校長先生や事務職員、PTA関係者、場合によっては部活動の顧問を務める生徒や保護者など、役職や年齢、立場が非常に幅広い人々が一堂に会します。そのため、誰もが楽しめるようなプログラムや食事内容の選定が求められ、特定の世代や立場に偏らない配慮が必要になります。

次に、「予算の制約と出所」も重要なポイントです。企業の宴会は会社からの補助や福利厚生費が多くを占めることがありますが、学校の歓迎会・送迎会では、PTA会費からの補助、教職員からの個人徴収、あるいは部費からの支出など、予算の出所が多岐にわたります。予算が限られている中で、いかに効果的かつ満足度の高い会を企画するかが腕の見せ所となります。会費設定においても、役職による傾斜をつけたり、新任者や若手教員からは少額にしたりするなど、きめ細やかな配慮が求められることも少なくありません。

最後に、「求められる雰囲気」の違いも挙げられます。会社の宴会では「盛り上がる」ことが重視される場面もありますが、学校の歓迎会・送迎会では、礼節を保ちつつも、アットホームで誰もがリラックスして参加できるような、温かい空気感が求められます。特に新任の先生にとっては、学校の文化や人間関係を知る大切な機会となるため、堅苦しくなりすぎず、かといって砕けすぎない、適切なバランス感覚が必要です。また、教職員として公の場に立つという意識から、過度な飲酒やハラスメントの防止など、より一層の注意を払う必要があります。

幹事の役割は「企画」から「事後フォロー」まで

歓迎会・送迎会の幹事は、単に会場を予約する「宴会の予約係」ではありません。会の成功を左右するイベント全体の「プロジェクトリーダー」としての役割を担います。その仕事は、大きく3つのフェーズに分けられます。

まず、会の骨格を作り上げる「準備段階」です。ここでは、会合の目的や主役を明確にし、予算を策定します。次に、参加者の人数を見積もり、会の雰囲気に合った会場を選定し、予約を行います。そして、参加者への正式な案内状を作成・送付し、出欠の管理と最終人数の確定を行うといった、企画立案から広報活動、そして実務的な手配まで多岐にわたります。この段階で、当日のプログラムを練り、司会者や挨拶の依頼、プレゼントや花束の手配も進めておく必要があります。

次に、「当日」の運営フェーズです。この日は、準備の成果が問われる本番となります。司会進行を滞りなく行い、参加者全員が楽しめるよう、主役への配慮はもちろんのこと、個々人への目配りや気配りが求められます。会場スタッフとの連携を密にし、料理や飲み物の提供状況、時間管理、さらには突発的なトラブルへの対応など、全体を俯瞰しつつ、細部にまで気を配ることが重要です。

そして、会が終わった後の「事後フォロー」も幹事の大切な役割です。会が成功したからといって、すぐに終わりではありません。参加者や協力してくれた方々へのお礼の連絡、正確な会計報告、そして次回以降の幹事がスムーズに業務を引き継げるよう、今回の経験をまとめた引継ぎ資料の作成までが、幹事の責任範囲となります。これらの工程を丁寧に進めることで、幹事としての信頼も高まり、学校行事全体の質の向上にも貢献できるでしょう。

【準備編】これで完璧!歓迎会・送迎会の段取り完全ロードマップ

歓迎会や送迎会を成功させるためには、周到な準備が何よりも重要です。この準備の段階でどれだけ細部にまで気を配れるかが、会の成否を大きく左右すると言っても過言ではありません。このセクションでは、会の開催が決定してから当日を迎えるまでの流れを「Step1」から「Step4」の4段階に分けて、具体的なToDoリストと時期ごとのポイントを時系列で詳しく解説していきます。

このロードマップに沿って一つずつ着実に準備を進めていけば、抜け漏れなく、効率的に作業を進めることができるでしょう。初めて幹事を担当する方でも、このガイドを参考にすれば安心して準備を進め、参加者全員が心から楽しめる素晴らしい会を実現できるはずです。

Step1:開催決定〜2ヶ月前|基本方針を固める

歓迎会や送迎会を成功させるためには、周到な準備が不可欠です。特に準備の初期段階である「基本方針の決定」は、その後の全ての工程をスムーズに進めるための土台となります。この時期に会の骨格をしっかりと固めることで、後々の手戻りをなくし、効率的に準備を進めることができます。

このステップでは、「目的と主役の確認」「予算の概算」「日程調整」の3つのタスクがあります。これらを具体的にどのように進めるべきか、次の項目から詳しく解説します。

①会の目的と主役を確認する

会を企画するにあたり、まず最も重要となるのが「誰を(主役)」のために「何のために(目的)」開催するのかを明確にすることです。新任の先生を温かく迎える歓迎会なのか、転任・退職する先生の功績を称え感謝を伝える送別会なのか、あるいはその両方を兼ねる会なのかによって、会の趣旨や雰囲気、プログラム内容は大きく変わってきます。

例えば、校長先生の退職記念パーティーであれば、よりフォーマルな会場で感謝状贈呈や功績を振り返るスライド上映など、格式を重んじたプログラムが適切でしょう。一方で、新任の若手教員を歓迎する会であれば、カジュアルな雰囲気の会場で、自己紹介ゲームや親睦を深める企画を取り入れることで、早く学校に馴染んでもらいやすくなります。

主役となる方の人数や役職、年齢層を最初に把握し、その方に最も喜んでもらえる会の方向性を決めることが、すべての準備の出発点となります。

②予算の確認と会費の概算を決める

会の目的と主役が明確になったら、次に予算計画を立てましょう。まずは、学校のPTA会費や福利厚生費などから、公的な補助金が出るかどうかを確認します。これにより、参加者一人あたりの負担額を軽減できる可能性があります。

次に、参加者から徴収する会費の概算を行います。会場費、飲食費、主役への花束や記念品代、その他備品代など、発生するであろう費用を全てリストアップし、予測される参加人数で割ることで、一人あたりの会費の目安が算出できます。この際、飲み放題プランの有無や、料理のコース内容によっても費用は大きく変動しますので、いくつかのパターンでシミュレーションしてみるのがおすすめです。

学校の会費設定では、管理職の先生には少し多めに、若手の先生や事務職員の方には一般的な金額にするなど、役職や立場に応じて会費に傾斜をつけるケースもよく見られます。これは、負担を公平にするための配慮ですが、事前に学校の慣例や相場を確認し、参加者に不公平感を与えないよう配慮することが大切です。また、徴収方法(現金か口座振込かなど)もこの段階で検討しておくと良いでしょう。

③日程候補のリストアップと関係者への打診

会費の概算と並行して、最適な開催日程を決定します。まずは学校の年間行事予定表を確認し、定期テスト期間、入試、運動会、卒業式などの主要なイベントや会議と重複しない日を複数候補としてリストアップしましょう。特に年度末・年度初めは行事が多いため、早めに確認することが重要です。

次に、会の主役となる方と、校長先生や教頭先生など、会を成功させる上で最優先で参加していただきたい管理職の方々の都合を、できるだけ早く個別にヒアリングします。この際、単に「〇日空いていますか」と尋ねるだけでなく、候補日を複数提示し、参加しやすい曜日や時間帯の希望も伺うとスムーズです。

主要な方々の日程が固まったら、次にDoodle(ドゥードゥル)や調整さんといった無料の日程調整ツールを活用して、他の教職員の参加可能な日を効率的に調査します。これにより、多くの先生方が参加できる最適な日を見つけやすくなります。最終的な日程は、参加者の意向と会場の空き状況を考慮して決定するため、この段階ではあくまで「候補日」のリストアップであることを忘れずに進めましょう。

Step2:1〜2ヶ月前|会場と内容を決める

基本方針が固まったら、いよいよ会の具体的な内容を決めていくフェーズです。ここでは、参加人数の予測、会場の選定と予約、そして食事内容の検討といった、会の満足度を大きく左右する重要な決定を行います。

このステップでの決定が、会の成功に向けた具体的なアクションの始まりとなります。参加される皆様が「良い会だったね」と感じられるよう、じっくりと検討を進めていきましょう。

 ①参加人数の概算とリストアップ

正確な参加人数を予測することは、会場選びや予算計画の精度を高める上で非常に重要です。まずは、過去に開催された同様のイベントの参加率を参考にしてみましょう。例えば、昨年度の歓迎会には教職員の約7割が参加した、といったデータがあれば、それを目安に概算を立てられます。

次に、各学年や部署の代表者に、現時点での参加見込みをヒアリングすることも有効です。この段階で、誰を招待するのか(例えば、全教職員、特定の学年団のみ、事務職員も含むのかなど)の範囲を明確にしておくことで、より現実的な人数を見積もることができます。最終的な招待者リストの素案を作成しておくことも、後の案内状送付や出欠管理に不可欠な準備です。

②会場選びのポイント(アクセス・規模・雰囲気)

会場選びは、会の成功を大きく左右する要素です。失敗しないためには、以下の3つの観点からしっかりとチェックしましょう。

1. 「アクセス」: 学校や最寄りの駅からアクセスしやすい場所にあるか、誰もが迷わずにたどり着けるかを確認します。特に遠方から来る先生や、公共交通機関を利用する方が多い場合は、駅からの距離やバス路線の有無も重要です。

2. 「規模」: 予測される参加人数に対して、会場が狭すぎず広すぎないか確認します。着席形式であればゆったりと食事ができるスペースが、立食形式であればスムーズに移動できる十分な広さがあるかを見極めましょう。会場のウェブサイトに記載されている収容人数だけでなく、実際に下見をして空間の感覚を掴むことが大切です。

3. 「雰囲気」: 会の目的に合った雰囲気であることも重要です。例えば、校長先生の送別会であれば格式あるホテル宴会場、若手教員の歓迎会であればカジュアルなレストラン、学生も参加する謝恩会であれば貸切可能なカフェなどが考えられます。個室や貸切の利用は、周囲を気にせず盛り上がれるメリットがある一方で、会場によっては最低利用料金が高くなるデメリットもあるため、予算と照らし合わせて検討してください。

 ③食事プランの検討(年齢層・アレルギー・宗教への配慮)

学校の歓迎会・送迎会には、若手からベテランまで幅広い年齢層の教職員が参加されます。全員が満足できるよう、料理のジャンルや品数には特に配慮が必要です。和食、洋食、中華など、特定のジャンルに偏りすぎず、幅広い好みに対応できるメニュー構成を心がけましょう。

また、近年特に重要視されるのが、アレルギー、宗教上の理由(ハラルなど)、ベジタリアンといった食事制限への対応です。これは必須事項として捉え、出欠確認の際に必ず事前に申告してもらうようにしてください。会場側と密に連携し、個別対応が可能か、あるいは代替メニューを提供してもらえるかを確認しましょう。大皿料理やビュッフェ形式は、各自が好きなものを選べるため、多様なニーズに対応しやすい選択肢です。飲み放題プランを選ぶ際には、アルコールだけでなく、ノンアルコールドリンクの種類が充実しているかどうかも確認し、お酒を飲まない方々も楽しめるように配慮することが大切です。

 ④会場の予約と下見のポイント

会場候補をいくつか絞り込んだら、まずは「下見」を行いましょう。ウェブサイトの写真だけではわからない、実際の広さ、レイアウトの自由度、音響設備の状態、トイレの清潔さ、そして何よりも会場スタッフの対応などを直接確認することには大きな価値があります。特に、マイクやプロジェクターを使用する予定があれば、それらの動作確認も兼ねておくと安心です。

下見と並行して、予約時に確認すべき項目を具体的にリストアップしておきましょう。キャンセルポリシー、最低保証人数、料金体系(税金やサービス料が込みになっているか)、そしてマイクやプロジェクターなどの備品利用の可否と、その料金は特に重要です。これらの条件を明確にしておくことで、後々のトラブルを未然に防ぎ、安心して会の準備を進めることができます。

Step3:1ヶ月前〜|詳細を詰めて参加者を募る

基本方針と会場の大枠が決まったら、いよいよ会の詳細を詰め、参加者を正式に募るフェーズへと移行します。この段階では、案内状の作成・送付、出欠管理、そして当日の円滑な運営を支える役割分担が主なタスクとなります。幹事として、綿密なコミュニケーションと正確な事務作業が求められる時期です。ここでの丁寧な準備が、参加者の皆さんの期待感を高め、当日をスムーズに成功させるための重要な土台となります。

 ①案内状(メール)の作成と送付

参加を促す効果的な案内状を作成することは、会への参加意欲を高める上で非常に重要です。案内状には、会の「日時」「場所」「会費」「目的」「出欠の返信期日と方法」、そして「幹事の連絡先」といった必須項目を漏れなく記載しましょう。特に学校行事においては、丁寧な言葉遣いを心がけることが大切です。

メールで案内を送る際は、件名を見ただけで内容がわかるように工夫してください。例えば「【〇月〇日開催】〇〇先生 歓迎会のご案内」のように具体的に記載すると良いでしょう。また、送信対象が全教職員なのか、特定の学年や部署のみなのかを確認し、適切なタイミングで送信することが求められます。

以下に、歓迎会案内の例文をご紹介します。送迎会の場合は適宜内容を調整してご活用ください。

件名:【〇月〇日開催】〇〇先生 歓迎会のご案内

教職員各位

いつも大変お世話になっております。

この度、〇〇先生(役職:〇〇)をお迎えし、下記の通り歓迎会を企画いたしました。

先生のご紹介と親睦を深める貴重な機会となりますので、皆様お誘い合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

1. 日時:〇月〇日(〇)〇時〇分〜〇時〇分(受付開始:〇時〇分)

2. 場所:〇〇(会場名)

 住所:〇〇

 電話:〇〇

 URL:〇〇(地図や会場情報へのリンク)

3. 会費:〇〇円(当日受付にて頂戴いたします)

4. 目的:〇〇先生の歓迎、親睦を深める

5. 出欠連絡:

 〇月〇日(〇)までに、以下のURLよりご回答ください。

 〇〇(出欠管理ツールのURL)

6. その他:

 ・アレルギーや食事制限などございましたら、上記出欠フォームにてお知らせください。

 ・ご不明な点がございましたら、幹事〇〇までご連絡ください。

 (連絡先:〇〇)

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

以上

幹事:〇〇(所属・氏名)

②出欠管理と最終人数の確定(ツールの活用がおすすめ)

案内状を送付したら、次は効率的な出欠管理に取り組みましょう。大人数の参加が見込まれる学校の歓迎会・送迎会では、Googleフォームや「調整さん」のような無料の出欠管理ツールを活用するのがおすすめです。これらのツールを使えば、出欠状況をリアルタイムで一覧化できるため、幹事間の情報共有もスムーズになります。

フォームを作成する際には、氏名、出欠だけでなく、「アレルギーの有無」「苦手な食材」「主役へのメッセージ」などを記入できる欄を設けると、後々の準備に役立ちます。また、返信期日を明確に設定し、期日を過ぎても返信がない方には個別にリマインドを行うことで、正確な参加人数を把握できます。

最終的な参加人数が確定したら、速やかに会場側に報告しましょう。これにより、料理の準備や席の配置など、当日の運営が円滑に進むようになります。人数の変更が生じた場合も、すぐに会場へ連絡するよう心がけてください。

③当日の役割分担と挨拶の依頼

幹事一人がすべての業務を抱え込むと、準備や当日運営が滞る原因となります。そこで、チームで会を運営するために、当日の役割分担を明確にすることが重要です。

具体的には、以下のような役割が考えられます。

• 司会:会の進行全体を管理

• 受付・会計:参加者の出欠確認、会費の徴収

• 写真撮影:会の様子を記録

• タイムキーパー:プログラムの時間管理

• 会場誘導:参加者の案内、忘れ物チェック

• プレゼント贈呈:主役へのプレゼントを渡す

これらの役割をお願いする際は、できるだけ早めに、そして丁寧に対象者へ打診しましょう。依頼時には、それぞれの仕事内容を具体的に伝え、協力を仰ぐ姿勢が大切です。

また、会の進行を彩る挨拶もこの段階で依頼しておきます。例えば、校長先生やPTA会長などの「主催者代表挨拶」、教頭先生やベテランの先生方への「乾杯の発声」、そして会を締めくくる「締めの挨拶」などが挙げられます。依頼の際には、挨拶の趣旨(歓迎、送別など)や持ち時間(例:3分程度)を明確に伝えておくことで、スムーズな進行につながります。

Step4:1週間前〜|最終準備

会の開催が間近に迫ったこの時期は、準備の総仕上げを行う大切なフェーズです。これまで計画してきた内容を具体的にシミュレーションし、当日に必要なすべての物品を揃える段階に入ります。この後の項目では、プログラムの作成、席次の決定、主役へのプレゼントの手配、そして参加者への最終リマインドといった、見落としがちな最終確認作業について、具体的なポイントをご説明いたします。

①プログラム・進行表の作成

当日の会を円滑に進めるためには、詳細なプログラムと進行表の作成が不可欠です。受付開始から閉会までの全プロセスを時間軸に沿って書き出し、各項目の所要時間、担当者、内容(例えば、開会の挨拶、歓談、余興など)を具体的に明記します。特に、司会者用には、アナウンスの文言や、紹介する人の肩書き・名前などを細かく書き込んだ「台本」を用意すると、本番での安心感が格段に高まります。

また、幹事スタッフ全員で共有できるように、役割分担とタイムスケジュールを簡潔にまとめた簡易版も作成しておくと良いでしょう。これにより、全員が全体の流れを把握し、スムーズな連携が可能になります。例えば、乾杯の挨拶のタイミングで照明を調整する、プレゼント贈呈時にBGMを流す、といった具体的な指示も進行表に盛り込むことで、当日のオペレーションが格段にスムーズになります。

②席次表の作成(交流が生まれる工夫を)

席次は、参加者の満足度を大きく左右する重要な要素です。単に役職順に並べるだけでなく、会の目的である「参加者間の交流促進」を意識した工夫を凝らしましょう。例えば、主役の方には多くの人と話せるようにテーブルの中央や上座に配置し、様々な方と触れ合う機会を増やすことができます。

新任の先生の隣には、話しやすい先輩教員を配置することで、スムーズな交流を促します。また、普段あまり接点のない部署や学年の職員を意図的に混ぜて配置することで、新たなコミュニケーションが生まれるきっかけ作りも可能です。円卓形式や立食形式も、会話が生まれやすいレイアウトとして有効な選択肢となります。このように、少しの工夫で参加者全員が楽しめる、活気ある空間を演出できます。

③プレゼントや花束の手配

送別会や退職祝いにおいて、主役の方へのプレゼントや花束は感謝の気持ちを伝える大切なアイテムです。まず、主役の方の好みや趣味を事前にリサーチし、限られた予算内で最も喜ばれる品物を選定するプロセスを進めます。参加者から集めたメッセージカードを添えるといった心温まるアイデアも、プレゼントの価値をさらに高めてくれるでしょう。

花束を手配する際は、当日の受け取り時間や場所を花屋さんと綿密に打ち合わせることが重要です。また、主役の方が持ち帰りやすいように、持ち運び用の袋を用意してもらうなどの細やかな配慮も忘れないようにしましょう。誰が、どのタイミングでプレゼントや花束を渡すのかも、進行表に明確に記載し、当日スムーズに進行できるように準備しておくことが大切です。

④最終リマインドと持ち物リストの確認

会の開催が目前に迫った段階での最終確認は、当日の抜け漏れを防ぐために非常に重要です。開催日の1〜2日前には、参加者全員に向けて最終案内のリマインドメールを送信しましょう。このメールには、改めて日時、場所(地図URLを添付すると親切です)、会費、そして当日の緊急連絡先を記載し、参加者の方が安心して会場に到着できるように配慮します。

同時に、幹事として当日持参すべきもののチェックリストを作成し、前日までに準備を完了させてください。例えば、参加者名簿、会費徴収用の現金と十分な釣銭、領収書、進行表、席次表、カメラ、筆記用具、予備のマスクなどは、当日必須となる持ち物です。万が一のトラブルに備え、慌てることなく対応できるよう、前もって準備を徹底することが成功への鍵となります。

【当日編】司会も安心!スムーズな進行のための台本と流れ

入念な準備を重ねてきた幹事さんにとって、当日を滞りなく運営することは、会の成功を決定づける最終関門です。特に、会の顔ともいえる司会進行は、参加者全体の印象を大きく左右します。このセクションでは、当日の運営を自信を持って進めるための具体的なタイムテーブル例と、そのまま活用できる台本をご用意しました。この内容を参考にすれば、司会者の方も、全体を監督する幹事の方も、落ち着いて本番に臨むことができるでしょう。準備段階での不安を、当日の成功へと自信を持って繋げてください。

当日の流れとタイムテーブル例

綿密な準備を重ねてきた歓迎会・送迎会も、いよいよ当日を迎えます。ここからは、準備の成果を最大限に活かし、会をスムーズに進行させるための具体的なタイムテーブルと、各プログラムのポイントをご紹介します。例えば、2時間の会であれば、以下のような流れが一般的です。このタイムテーブルをベースに、会の目的や参加者の状況に合わせて調整してください。

18:30 受付開始・開場19:00 開会宣言・司会者挨拶19:05 主催者代表挨拶(校長先生など)19:10 乾杯の挨拶19:15 食事・歓談スタート19:45 主役の紹介・挨拶(新任者、転任者、退職者など)20:15 プレゼント・花束贈呈20:45 締めの挨拶(副校長先生など)20:55 閉会の言葉・二次会の案内21:00 終了・参加者退場

この流れを頭に入れ、各プログラムの所要時間や担当者を明確にしておくことで、当日も落ち着いて進行できます。特に司会者は、時間を意識しながら、会の雰囲気を盛り上げる役割を担います。

1. 受付・開会前の準備

会が始まる前の受付業務と開場準備は、参加者が最初に接する幹事の仕事であり、会の印象を左右する大切な時間です。受付担当者は、開場時間の少なくとも30分前には会場に到着し、会場のスタッフと最終的な打ち合わせを行ってください。

受付では、まずテーブルを設置し、参加者名簿、筆記用具、会費を徴収するための集金箱や、お釣りを準備します。名簿には参加者の氏名と、会費の徴収状況をチェックできる欄を設けておくと便利です。参加者が到着したら、笑顔で迎え、名前を確認して会費を徴収し、必要であれば席次表を渡して指定の席やエリアへ案内します。コートや荷物がある場合は、クロークの場所を案内するなど、細やかな配慮も忘れないようにしましょう。

2. 開会の挨拶

定刻になったら、いよいよ司会者の出番です。はっきりとした声で「皆様、大変お待たせいたしました。ただいまより、〇〇先生の歓迎会(または送迎会)を始めさせていただきます」といった形で、参加者の注目を集め、会をスタートさせましょう。

最初の挨拶では、まず忙しい中、集まってくださった参加者への感謝を述べ、本日の会の趣旨を簡潔に説明します。例えば、「本日は、この春から新しく〇〇学校に着任された〇〇先生を心より歓迎し、親睦を深めるためにこの会を企画いたしました」といった言葉で、会の目的を共有します。この開会の挨拶は、会の雰囲気を決定づける重要な役割を果たすため、明るく、そして丁寧な言葉遣いを心がけてください。

3. 主催者代表の挨拶

開会の挨拶に続いて行われるのが、主催者代表による挨拶です。学校の歓迎会や送迎会では、校長先生やPTA会長、またはそれに準ずる役職の方がこの役を務めることが一般的です。司会者は、挨拶をお願いする方の役職と氏名を正確に紹介し、登壇を促します。

代表者からの挨拶では、歓迎会であれば新しい仲間への期待や、学校への貢献を願う言葉が中心となります。送迎会であれば、これまでの功績に対する感謝と、今後の健康やさらなる活躍を祈る言葉が述べられるでしょう。この挨拶は、会の格式を高めるとともに、主役への敬意を表する大切な時間となります。

4. 乾杯の挨拶

主催者代表の挨拶が終わると、いよいよ歓談へと移る合図となる乾杯の挨拶です。乾杯の音頭は、教頭先生や、経験豊富なベテランの先生など、場を盛り上げることができる適任者にお願いするのが一般的です。

司会者は、乾杯の挨拶をしていただく方を紹介した後、参加者全員にグラスの準備を促します。乾杯の挨拶自体は、長々とせず、手短に、そして威勢良く行うのがマナーです。例えば、「〇〇先生の新たな門出と、皆様のますますのご発展を祈念して、乾杯!」といった形で、力強く締めくくってもらいましょう。全員でグラスを合わせることで、一体感が生まれます。

5. 食事・歓談

乾杯が終わると、会の最も長い時間となる食事と歓談の時間が始まります。この時間は、参加者同士が自由に交流し、主役との親睦を深める貴重な機会です。司会者や幹事は、この時間にこそ「目配り、気配り、心配り」を最大限に発揮してください。

主役が孤立していないか、特定のテーブルだけで盛り上がりすぎていないかなど、常に全体に気を配りましょう。必要であれば、主役のテーブルを回って参加者を紹介したり、会話のきっかけを作ったりするなど、積極的に交流を促します。また、飲み物や料理の減り具合をチェックし、会場スタッフに補充を依頼するなど、参加者が快適に過ごせるよう努めることも大切です。歓談の途中で、席を移動してより多くの人と話すよう促すアナウンスを入れるのも、交流を深める有効な工夫の一つです。

6. 主役の紹介・挨拶(新任者・退任者)

会も中盤に差し掛かると、いよいよメインイベントである主役の紹介と挨拶のパートです。司会者は、事前にヒアリングした情報をもとに、主役の簡単なプロフィールや、人柄が伝わるようなユニークなエピソードを交えて紹介しましょう。これにより、参加者は主役に対して親近感を抱き、会の雰囲気が一層和やかになります。

紹介が終わったら、主役本人から挨拶をしてもらいましょう。歓迎される側であれば、着任の抱負や、今後の学校生活への期待などを語っていただきます。送られる側であれば、在任中の感謝の気持ちや、思い出のエピソードなどを述べてもらうことで、感動的な時間となるでしょう。挨拶の前には、会場が静かになるよう司会者がアナウンスするなどの配慮も忘れずに行ってください。

7. プレゼント・花束贈呈

主役の挨拶が終わった直後など、会場が感動的な雰囲気に包まれている中で行うのが、プレゼントや花束の贈呈です。このタイミングは、主役にとっても参加者にとっても、心に残る瞬間となるでしょう。

司会者は、誰から誰への贈り物であるかを明確に説明し、プレゼンターを呼び出します。プレゼンターは、一言お祝いや感謝の言葉を添えて、笑顔で主役へ手渡します。この際、幹事は記念撮影の絶好の機会ととらえ、事前に写真係に合図を送っておきましょう。主役が両手に花束とプレゼントを抱え、満面の笑みを浮かべる写真は、会の素敵な記念となります。

8. 締めの挨拶

会も終わりに近づくと、締めの挨拶が行われます。一般的には、副校長先生や、主役より一つ下の役職の先生など、会を取りまとめる立場の方が務めることが多いです。挨拶の内容は、会の成功への感謝、参加者への労い、そして主役の今後の活躍や新しい環境での成功を祈る言葉で構成されます。

日本の宴会文化では、締めの挨拶の後に「一本締め」や「三本締め」で手締めを行うのが一般的です。関東では「一本締め」、関西では「一丁締め」や「三本締め」が多い傾向にあります。締めの挨拶をする方は、その場の雰囲気に合わせて、適切な手締めを提案し、そのやり方を簡単に説明すると、参加者も迷わず参加できます。

9. 閉会の言葉・二次会の案内

締めの挨拶と手締めが終わると、司会者が行う最後の仕事である閉会の言葉です。司会者は、改めて参加者全員へ感謝の気持ちを述べ、滞りなく会が終了したことを宣言します。そして、このタイミングで二次会の案内を明確に行いましょう。場所、時間、会費、参加方法などを簡潔に伝えます。

また、忘れ物がないかどうかの注意喚起や、会場からの退場案内なども忘れずに行います。最後に、出口で主役と幹事が参加者一人ひとりを見送り、感謝の言葉を伝えることで、参加者にとって気持ちの良い締めくくりとなるでしょう。幹事の皆さんは、最後の最後まで気を抜かず、笑顔で参加者を見送ってください。

そのまま使える!挨拶・スピーチ例文集

このセクションでは、挨拶やスピーチを任されて困っている方や、司会進行の台本を作成する幹事の方のために、そのまま使える具体的な例文をご紹介します。歓迎会と送迎会、それぞれのシチュエーションで活用できるよう、複数のパターンを用意しました。これらの例文をベースに、会の状況や雰囲気に合わせてアレンジしてご活用ください。

司会者(開会・閉会)の挨拶例

司会者が会の始まりを告げる開会の挨拶と、会を締めくくる閉会の挨拶の例文を、歓迎会用と送迎会用に分けてご紹介します。

【歓迎会用:開会の挨拶例】

「皆様、本日はお忙しい中、〇〇先生の歓迎会にご参加いただき、誠にありがとうございます。私は本日司会を務めます、△△と申します。どうぞよろしくお願いいたします。新しい年度を迎え、このたび〇〇学校に赴任されました〇〇先生を、心より歓迎し、親睦を深めるためにこの会を企画いたしました。短い時間ではございますが、皆様どうぞお楽しみください。それでは早速ですが、開会に先立ちまして、主催者を代表いたしまして、校長先生よりご挨拶を頂戴いたします。校長先生、よろしくお願いいたします。」

【送迎会用:開会の挨拶例】

「皆様、本日はお忙しい中、〇〇先生の送別会にご参加いただき、誠にありがとうございます。私は本日司会を務めます、△△と申します。どうぞよろしくお願いいたします。本日は、このたび異動・ご退職される〇〇先生を囲んで、これまでの感謝の気持ちをお伝えし、今後のご活躍をお祈りする場としてこの会を設けさせていただきました。〇〇先生との思い出を語り合い、楽しいひとときをお過ごしいただければ幸いです。それでは早速ですが、開会に先立ちまして、主催者を代表いたしまして、校長先生よりご挨拶を頂戴いたします。校長先生、よろしくお願いいたします。」

【歓迎会用:閉会の挨拶例】

「皆様、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、閉会の時間が近づいてまいりました。本日は〇〇先生をお迎えし、和やかな歓談のひとときをお過ごしいただけたことと思います。〇〇先生、本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。これからの〇〇学校でのご活躍を、教職員一同心よりお祈り申し上げます。皆様、本日は誠にありがとうございました。なお、この後、二次会を予定しております。参加ご希望の方は、出口付近の受付にてお声がけください。本日は誠にありがとうございました。」

【送迎会用:閉会の挨拶例】

「皆様、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、閉会の時間が近づいてまいりました。本日は〇〇先生をお囲みし、これまでの感謝の気持ちをお伝えするとともに、思い出話に花を咲かせることができました。〇〇先生、これまでの多大なご功績と、私たちにご指導いただいたこと、心より感謝申し上げます。先生の新たな地でのご活躍、そしてご健康を、教職員一同心よりお祈り申し上げます。皆様、本日は誠にありがとうございました。なお、この後、二次会を予定しております。参加ご希望の方は、出口付近の受付にてお声がけください。本日は誠にありがとうございました。」

乾杯の挨拶例

乾杯の音頭は、場の雰囲気を盛り上げ、歓談のスタートを華やかに飾る大切な役割です。長くなりすぎず、短く簡潔に、そして元気の良い言葉で締めくくるのがポイントです。ここでは、歓迎会と送迎会、それぞれのシチュエーションで使える乾杯の挨拶の例文をご紹介します。

【歓迎会用:乾杯の挨拶例】

「皆様、グラスのご用意はよろしいでしょうか。僭越ながら、私〇〇が乾杯の音頭を取らせていただきます。〇〇先生、このたびは〇〇学校へようこそお越しくださいました。私たちが先生を心より歓迎していることが、この会場の熱気からお分かりいただけたことと思います。これから〇〇先生と共に、より良い学校づくりを目指し、精一杯努めていく所存です。それでは、〇〇先生の今後のご活躍と、皆様の健康を祈念し、乾杯!」

【送迎会用:乾杯の挨拶例】

「皆様、グラスのご用意はよろしいでしょうか。僭越ながら、私〇〇が乾杯の音頭を取らせていただきます。〇〇先生、これまでの〇〇学校への多大なご貢献に、心より感謝申し上げます。先生と過ごした日々は、私たちにとってかけがえのない宝物です。名残惜しい気持ちは尽きませんが、先生の新たなステージでのご健勝と、輝かしい未来を心よりお祈り申し上げ、乾杯!」

締めの挨拶例

会を締めくくる挨拶は、参加者や幹事、会場への感謝を伝え、ポジティブなメッセージで会を終えるための重要な役割を担います。ここでは、歓迎会用と送迎会用に分けて、締めの挨拶の例文と、一本締めや三本締めへの繋げ方をご紹介します。

【歓迎会用:締めの挨拶例】

「皆様、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、閉会の時間が近づいてまいりました。本日は〇〇先生をお迎えし、和やかな歓談のひとときをお過ごしいただけたことと思います。〇〇先生、本日はお忙しい中、ご参加いただきありがとうございました。これからの〇〇学校でのご活躍を、教職員一同心よりお祈り申し上げます。皆様、本日は誠にありがとうございました。名残は尽きませんが、最後に一本締めで本日の会を締めたいと思います。皆様、ご起立をお願いいたします。よおーお、パン!」

【送迎会用:締めの挨拶例】

「皆様、楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、閉会の時間が近づいてまいりました。本日は〇〇先生をお囲みし、これまでの感謝の気持ちをお伝えするとともに、思い出話に花を咲かせることができました。〇〇先生、これまでの多大なご功績と、私たちにご指導いただいたこと、心より感謝申し上げます。先生の新たな地でのご活躍、そしてご健康を、教職員一同心よりお祈り申し上げます。皆様、本日は誠にありがとうございました。名残は尽きませんが、最後に三本締めで本日の会を締めたいと思います。皆様、ご起立をお願いいたします。よおーお、パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、よおーお、パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、よおーお、パンパンパン、パンパンパン、パンパンパン、ありがとうございました!」

幹事が気をつけたい当日の立ち振る舞い

当日の幹事は、進行管理に集中するだけでなく、会の「目配り、気配り、心配り」を忘れないことが重要です。自分自身も会の参加者の一員として楽しみながら、常に全体に気を配ることで、円滑な運営と参加者の満足度向上につながります。

具体的には、主役が孤立していないか、一人でいる参加者がいないかなど、積極的に話しかけて会話のきっかけを作ったり、輪に加わってもらったりする配慮が求められます。また、料理や飲み物の減り具合をこまめにチェックし、適宜会場スタッフに補充を依頼することで、参加者が快適に過ごせる環境を維持しましょう。時間配分を意識し、司会者には次のプログラムへの移行を促す合図を送るなど、裏方としてのサポートも重要です。

さらに、体調の悪そうな人がいないか、困っている人がいないかなど、参加者一人ひとりの様子にも気を配り、異変があればすぐに対応できるよう準備しておきましょう。会の終了時には、会場のスタッフの方々へ感謝の気持ちを伝えることも、スマートな幹事の立ち振る舞いです。これらの細やかな配慮が、会の成功を確かなものにします。

【事後編】最後までスマートに!開催後のフォローアップ

歓迎会や送迎会は、開催して終わりではありません。会を気持ちよく締めくくり、次回の幹事へとスムーズにバトンを渡すことまでが、幹事の重要な仕事です。この事後編では、参加者への感謝の気持ちを伝えるお礼メールの作成から、透明性を確保するための会計報告、そして学校全体のイベント運営を効率化する引継ぎ資料の作成まで、開催後のフォローアップ作業について解説します。これらのステップを丁寧に行うことで、幹事としての評価を高め、次のイベントへ良い流れを作ることができます。

お礼メールの送信

会が無事に終了した後は、速やかにお礼のメールを送ることが大切です。理想的には、翌日中、遅くとも翌営業日の午前中には参加者全員に向けて送信しましょう。メールには、会の成功への感謝の気持ちと、参加していただいたことへのお礼を述べます。また、別途会計報告を行う旨を簡潔に記載することも忘れずに行いましょう。

特に、挨拶を引き受けてくださった主賓の先生方や、当日の運営を手伝ってくれたスタッフには、個別に丁寧なお礼の言葉を伝えることで、感謝の気持ちがより伝わります。このような細やかな配慮が、幹事としての信頼を高めます。

以下に、参加者全体へ送るお礼メールの例文を提示します。件名を見ただけで内容がわかるように工夫し、簡潔かつ明確な内容を心がけましょう。

件名:【〇月〇日開催】〇〇先生歓迎会・送迎会ご参加のお礼

皆様

昨日開催いたしました〇〇先生の歓迎会・送迎会には、ご多忙の中、ご参加いただき誠にありがとうございました。

皆様のおかげをもちまして、滞りなく会を終えることができましたこと、幹事一同心より感謝申し上げます。

新しい〇〇先生を温かくお迎えし、また〇〇先生のこれまでのご功績を労い、新たな門出をお祝いすることができました。

後日改めて会計報告をさせていただきます。

末筆ではございますが、皆様の今後のご健勝とご活躍を心よりお祈り申し上げます。

〇〇大学 〇〇学部 幹事一同連絡先:〇〇@〇〇.ac.jp

会計報告の作成と共有

幹事として金銭を扱う以上、会計報告は透明性を確保するための非常に重要な責務です。まず、会の終了後速やかに収入と支出をまとめた会計報告書を作成しましょう。

収入の部には、参加者からの会費総額、学校からの補助金など、すべての入金項目を明記します。支出の部には、会場費、飲食代、花束代、記念品代、備品代(名札や景品など)といった、会にかかったすべての費用を項目ごとに詳しく記載します。すべての支出に対して、必ず領収書を保管しておくことが肝心です。

作成した会計報告書は、参加者全員が確認できるよう、校内の掲示板、共有フォルダ、またはメール添付などで共有します。これにより、誰もが納得できる形で会計が完了したことを示せます。もし、余剰金が出た場合は次回のイベント費用に繰り越すか、参加者に返金するのかを事前に決めておきましょう。不足金が出た場合は、学校の規定やPTAの取り決めに従って対応することになりますので、事前に確認しておくことが大切です。

次回の幹事のための引継ぎ資料作成

今回の歓迎会・送迎会の経験を次へとつなげるため、引継ぎ資料を作成することは非常に価値のある仕事です。この一手間が、来年度以降の幹事の負担を大幅に軽減し、学校全体のイベント運営をよりスムーズで効率的なものにします。引継ぎ資料は、単なる記録ではなく、未来の幹事への「ノウハウのバトン」と捉えましょう。

資料に含めるべき項目としては、まず「当日の進行表」や「会場の連絡先と担当者名」といった基本的な情報が挙げられます。さらに、「費用詳細」として、各項目の実際の支出額や、費用交渉のポイントなども記載しておくと良いでしょう。今回の「参加者リスト」も、次回以降の人数予測の参考になります。

また、「挨拶や司会の例文」など、実際に使った台本を共有することで、次の幹事がゼロから作成する手間を省けます。そして最も重要なのは、今回のイベントで「うまくいった点(Good)」と「改善が必要だと感じた点(More)」を具体的に記述することです。例えば、「この会場はプロジェクターの設備が充実していて良かった」「料理の量が少し少なかったので次回は調整が必要」といった率直な意見や反省点は、次の幹事にとって貴重な情報源となります。これらの情報をまとめることで、学校の歓迎会・送迎会の質を継続的に向上させることができます。

学校行事の幹事あるある!お悩み解決Q&A

学校の歓迎会や送迎会といった行事の幹事を務める上で、多くの人が抱えがちな疑問や不安を解消するため、具体的な解決策をQ&A形式でご紹介します。予算の制約、多様な参加者層への配慮、当日起こり得るトラブルへの対処法など、実践的なテーマを取り上げ、幹事の皆さんが直面するお悩みに寄り添い、役立つヒントを提供することを目指します。

Q. 予算内で参加者の満足度を上げるには?

限られた予算の中で会の満足度を高めるには、いくつかの工夫が考えられます。まず、飲食代を抑えるために、コストパフォーマンスの高い飲み放題付きプランを提供する会場を選んだり、食事のグレードを少し下げる代わりに、主役へのプレゼントを豪華にするという方法があります。

また、手作りの装飾を施したり、主役の思い出の写真をスライドショーで上映したりすることで、温かみのあるアットホームな雰囲気を演出できます。さらに、全員が参加できる簡単なクイズやゲームを取り入れることで、一体感を生み出し、参加者にとって忘れられない思い出を作ることも可能です。大切なのは、高額な費用をかけなくても、心のこもったおもてなしと、参加者同士の交流を促す企画によって、記憶に残る会を作り上げられるという視点を持つことです。

Q. 学生と教職員、両方が楽しめる企画や余興は?

学生と教職員の両方が参加する会では、世代や立場を超えて誰もが楽しめる企画を選ぶことが重要です。内輪ネタに偏らず、参加者全員が共感できる共通の話題を取り入れると良いでしょう。例えば、学校や先生にまつわる簡単なクイズ大会は、和やかな雰囲気の中で一体感を高めるのに役立ちます。

また、主役の過去の思い出の写真をまとめたスライドショーは、多くの参加者が共通の記憶を振り返ることができ、会話のきっかけにもなります。参加者全員で一言ずつメッセージを繋ぐリレー形式のメッセージや寄せ書きも、心温まる企画としておすすめです。準備に手間がかかりすぎず、誰もが気まずい思いをしないような、シンプルでポジティブな企画を選ぶことが、会全体の成功につながります。

Q. アレルギーや食事制限への対応はどうすれば良い?

アレルギーや食事制限を持つ参加者への配慮は、幹事にとって非常に重要な役割です。まず、出欠確認の際に、アレルギーの有無や食事制限の有無について記入欄を設けるなどして、事前に申告してもらう機会を設けることが必須です。

次に、収集した情報を正確に会場側に伝え、どのような対応が可能かを確認し、具体的な代替メニューや表示方法について相談します。当日、ビュッフェ形式の場合は、料理ごとにアレルギー表示を設置してもらうよう依頼しましょう。個別の対応が必要な参加者に対しては、受付時に本人と最終確認を行い、会場スタッフと連携して、その方に直接料理を運んでもらえるように手配するなど、細やかな配慮が求められます。幹事自身も、どの参加者にどのような配慮が必要かを把握しておくことで、スムーズな対応が可能になります。

Q. 当日のドタキャンや急な参加者への対応は?

当日の急な人数変動は、幹事にとって頭を悩ませる問題です。ドタキャン(直前のキャンセル)対策としては、案内状に「〇日以降のキャンセルは会費を申し受けます」と明確に記載しておくことが、トラブル防止につながります。これにより、参加者に責任感を促し、無断キャンセルを減らす効果が期待できます。

一方、急な参加希望があった場合は、まず会場側に1〜2名程度であれば追加対応が可能か、事前に確認しておくとスムーズです。当日、もし追加可能であれば、その場で会費を現金で徴収し、柔軟に対応しましょう。いずれの場合も、幹事は冷静さを保ち、会場スタッフと連携しながら丁寧に対応することが大切です。慌てずに状況を把握し、臨機応変な判断を下すことが、会を円滑に進める鍵となります。

まとめ

学校における歓迎会や送迎会は、単なる飲み会ではありません。新しく迎える先生を温かく迎え入れ、慣れない環境での緊張を和らげたり、長年尽力された先生を感謝の気持ちと共に送り出したりと、学校コミュニティの結束を強める大切な機会です。この記事でご紹介した準備のロードマップや具体的なツール、例文を活用すれば、どんな幹事の方でも、心のこもった素晴らしい会を企画し、成功に導くことができます。

幹事という役割は、時に時間や労力を要するものですが、企画から運営、そして事後フォローに至るまで、一つひとつの段取りを丁寧に進めることで、参加者全員の心に残るイベントを作り上げることができます。主役の先生方や参加者からの「ありがとう」の言葉は、幹事にとって何よりの報酬となるでしょう。ぜひ、このガイドを参考に、自信を持って幹事の大役を務め上げてください。あなたの細やかな配慮と周到な準備が、学校全体の温かい雰囲気を生み出すことに繋がります。

執筆者

米田 英敏

年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。

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