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1.5次会の費用はどれくらい?相場と節約のポイントをわかりやすく解説
結婚式の新しい形として人気を集めている1.5次会。
従来の披露宴よりもカジュアルで、二次会よりもきちんとした雰囲気のため多くのカップルに選ばれています。
しかし、いざ企画を始めると、 「どのくらいお金がかかるのか」 「予算をどう抑えればよいのか」 といった疑問が浮かんでくるでしょう。
1.5次会は結婚式と二次会の中間的なスタイルですが、費用面での特徴や不安も多いもの。
本記事では、1.5次会にかかるお金の内訳や節約のコツをやさしく解説します。
Contents
1.5次会の費用相場はどれくらい?
1.5次会の費用は一般的に1人当たり8,000円〜15,000円程度が相場とされています。
披露宴と二次会の中間に位置する費用感で、リーズナブルな価格帯といえます。
結婚式・二次会と比較した平均費用
結婚に関するパーティーの費用を比較してみると、1.5次会の位置づけがよくわかります。
通常の結婚披露宴では1人当たり20,000円〜30,000円程度の費用がかかり、
コース料理やフルサービスが含まれているため高額になりがち。
一方、二次会は1人当たり5,000円〜8,000円程度で、ビュッフェスタイルやドリンク中心のカ
ジュアルなスタイルが主流となっています。
1.5次会はその中間に位置し、1人当たり8,000円〜15,000円程度が相場です。
立食ビュッフェと着席スタイルを組み合わせたり、演出を取り入れたりして、
アットホームな雰囲気を大切にできるのが魅力です。
参加者も30名〜80名程度とちょうどよい規模感を保てます。
会場スタイル別の費用の目安
1.5次会の費用は会場のスタイルによって大きく変わってきます。
レストラン形式: 1人当たり12,000円〜18,000円程度。 きちんとしたコース料理やサービスが受けられる分、やや高めの設定
ホテルのカジュアルプラン: 1人当たり10,000円〜15,000円程度 立食ビュッフェスタイルで費用を抑えられる
カフェやパーティールーム: 1人当たり8,000円〜12,000円程度 アットホームな雰囲気重視におすすめ
ガーデンパーティーやアウトドア系会場: 1人当たり7,000円〜10,000円程度と安価
会場選びによって総額で数十万円の差が生まれるため、予算と理想のスタイルを照らし合わせて検討しましょう。
1.5次会の費用に含まれる主な内訳とは
1.5次会の費用内訳を理解すれば、予算配分や節約ポイントが見えてきます。
会場費、料理・ドリンク代、装花、司会料など、さまざまな項目に分かれており、
項目別の費用目安や削減できるポイントを把握して、賢く予算を組んでいきましょう。
飲食・ケータリング関連の費用
1.5次会で大きな割合を占めるのが飲食・ケータリング関連の費用です。
着席コース料理: 1人当たり8,000円〜12,000円程度 きちんとしたサービスでもてなせる反面、費用は高め
ビュッフェスタイル: 1人当たり6,000円〜10,000円程度 多彩な料理を楽しめて、参加者同士の交流も生まれやすい
立食ビュッフェ: 1人当たり4,000円〜8,000円程度とリーズナブル カジュアルな雰囲気重視の場合に向いている
ドリンク代は別途1人当たり2,000円〜4,000円程度が目安となっています。
参加者に喜んでもらいつつ予算内に収めるバランスを考えながら、
パーティーの雰囲気に合った形式を選びましょう。
衣装・会場装飾などの費用
1.5次会では飲食費以外にも、見落としがちな費用項目があります。
ウェディングドレス・タキシード: レンタル費用10万円〜20万円程度
ヘアメイク: 3万円〜6万円程度 出張料が別途かかる場合もある
装花・テーブル装飾: 5万円〜15万円程度 シンプルにまとめれば節約効果大
会場装飾: 3万円〜8万円程度 ウェルカムボードや席次表、音響設備など
カメラマン: 5万円〜10万円程度 友人依頼でも数万円のお礼は必要
総額では30万円〜60万円程度の追加費用が発生する可能性があります。
手作りできる部分や友人に依頼できる項目を見極めて、上手に節約していきましょう。
1.5次会の自己負担を減らす方法とは?
工夫次第で1.5次会の自己負担を抑えながらも、参加者に満足してもらえる質の高いパーティーを実現できます。
予算配分の工夫や手作り品の取り入れ、友人の協力を得るなど、賢い節約術を実行すれば理想の1.5次会が叶います。
会費制のメリットと注意点
1.5次会では会費制を採用すると予算管理がしやすくなります。
ご祝儀制と異なり、事前に入金額を把握できるのが大きなメリットです。
会費制のメリット
参加者の負担が軽減される(一般的に15,000円〜20,000円程度)
新郎新婦も「会費×人数」で収入を計算しやすい
参加者がご祝儀の金額に悩まずに済む
会費設定の注意点
参加者への7割還元を目安にする(会費15,000円なら料理・ドリンクなどで10,000円程度還元)
会費と料理内容のバランスを保つ(会費15,000円以上なのに二次会レベルの簡単な料理は避ける)
参加者への感謝の気持ちを忘れない
参加者に満足してもらえる内容を心がけるのが成功のポイントとなります。
手作りや持ち込みで節約するには
手作りや持ち込みを上手に利用すれば、1.5次会の費用を大幅に節約できます。
節約効果の高い手作りアイテム
プロフィールムービー: 業者依頼なら5万円〜10万円のところ、自作なら1万円程度
ウェルカムボード・席次表: 業者依頼の半額以下に抑えられる
装花・ブーケ: シンプルなデザインで数万円の節約効果
引き出物・プチギフト: 手作りお菓子で温かみのある演出が可能
注意すべきポイント
会場の持ち込み料を事前に確認する
手作りに時間をかけすぎないよう計画的に進める
友人に依頼する場合は、きちんとお礼を用意する
品質とのバランスを考慮しながら、新郎新婦らしさを表現できるアイテムから挑戦してみましょう。
1.5次会の費用にまつわるよくある疑問
1.5次会の費用について、参加者や主催者から寄せられる疑問は数多くあります。
会費の設定方法や参加者への説明、自己負担額の抑え方など、よくある質問にお答えしながら
不安を解消していきましょう。
キャンセル時の費用はどうなる?
1.5次会でのキャンセル時の費用について、事前に会場やプロデュース会社との契約内容を確認しておくことが重要です。
キャンセル料の発生タイミング
開催30日前まで:無料または10%程度
開催14日前まで:料金の30%程度
開催7日前まで:料金の50%程度
開催3日前以降:料金の80%〜100%
人数変更による追加費用
人数が減る場合でも、一定期間を過ぎると料理代などの減額ができない場合があります。
逆に人数が増える場合は、会場の収容人数や料理の準備期間によって対応が困難になる場合も。
契約時に必ずキャンセルポリシーを書面で確認し、最終的な人数確定は会場の規定に合わせて早めに済ませるのが費用トラブルを避けるポイントとなります。
ご祝儀や会費の集計・管理方法
1.5次会の会費やご祝儀の管理は、当日の混乱を避けるため事前準備が欠かせません。
会費制の場合は受付で現金を直接受け取り、人数分の集計表でチェックしていきます。
会費を払う際には、新札でなくても問題なく、ご祝儀袋も必要ないため、参加者の手間が省けるのもメリットでしょう。
釣り銭が必要ない金額設定にするか、小銭を事前に用意しておくことも大切です。
最近では事前振込やキャッシュレス決済を導入する会場も増えており、当日の受付作業が簡素化され、集計ミスのリスクも軽減できます。
信頼できる友人に受付を依頼し、事前に手順を説明しておきましょう。
事前の準備と当日の確認作業が、トラブルのない会費管理につながります。
まとめ
1.5次会は、結婚披露宴と二次会の魅力をほどよく融合させた、自由度の高いウェディングスタイルです。
会費制の工夫や手作りアイテム、友人の協力を取り入れることで、予算を抑えながらも心に残るお祝いを実現できます。
特に料理やケータリングの内容は、パーティー全体の印象を左右する大切な要素。
どんな雰囲気にしたいかを思い描きながら、ふたりらしいメニューを選ぶことが成功の秘訣といえるでしょう。
一つひとつの準備に思いを込めることで、参加者の記憶にも長く残る、温かなひとときが生まれます。
執筆者
米田 英敏
年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。