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忘年会の司会進行を成功させる方法は? | 例文や盛り上がるポイントも紹介

今回は、忘年会の司会や進行を任された方向けに、スムーズに進める方法や成功させる方法を紹介していきます。迷った時のために例文も用意していますので、忘年会の前に一度目を通しておきましょう。

まずは忘年会の流れを理解する

まずは大まかに忘年会全体の流れを把握しておきましょう。事前準備する時に確認するかと思いますが、思いもよらないフリがあった時なども対応できるよう、基本的な流れは完璧に把握しておくのが鉄則です。

まずは大まかに忘年会全体の流れを把握しておきましょう。事前準備する時に確認するかと思いますが、思いもよらないフリがあった時なども対応できるよう、基本的な流れは完璧に把握しておくのが鉄則です。

開会のあいさつ

まずは開会の挨拶です。開会のあいさつと乾杯の音頭がスタートの合図となりますので、司会の腕の見せどころとなります。ここでもたつくと、食べ物や飲み物を前に待たせている参加者が残念な気持ちになってしまいます。忘年会の最初からアドリブを振られるケースは少ないので、セリフは何度も練習しておくと安心です。

乾杯の音頭

開会のあいさつの次は乾杯の音頭です。全員に飲み物を注いでもらい、一言を添えて乾杯します。ここももたつくと印象が悪いので、何度も練習しておきましょう。

また、開会のあいさつと乾杯の音頭の時点では誰も酔っていないため、静かに聞いてくれます。シーンとしますが、緊張し過ぎないようリラックスして臨みましょう。

中締め

忘年会が中盤に差し掛かってきた時に行うのが中締めです。一般的にここで解散になることは少ないのですが、この後に続く余興などへ向けて一旦落ち着かせるタイミングとなります。場合によっては中締めを持って退出する人もいるため、しっかりとした挨拶を行いましょう。

余興やレクリエーション

このあたりまで来ると、比較的落ち着いて司会進行ができるようになってくるはずです。余興やレクリエーションは盛り上がる場面となるため、ユーモアも交えながら会場を盛り上げる事ができれば完璧です。逆にここで滑ってしまうと、微妙な雰囲気になるため注意が必要です。

閉会のあいさつ・締めの言葉

閉会のあいさつでは、忘年会のみならず今年一年間を振り返ってスピーチを行います。場合によっては部長などの管理職へスピーチを依頼する可能性もあるため、最後まで気を引き締めて臨みましょう。

忘年会の司会進行が上手くいかない失敗例

忘年会の流れは掴めたでしょうか。ここからは、忘年会における司会が失敗した時の例を紹介します。失敗例を学んでおき、事前に対策しておきましょう。

緊張してスムーズに進行できなかった

最も多いのが、緊張によりスムーズに進行できなかった例です。セリフを噛んでしまったり、内容を忘れてしまったりすると、会場の雰囲気が悪くなってしまいます。話す前には必ず時間があるので、深呼吸をしてリラックスしてから話し始めましょう。

雰囲気に乗れずテンションがわからなかった

これは余興やレクリエーション時のあいさつで起こりがちな失敗例です。緊張が解けずに固くなってしまったり、会場を盛り上げたい一心で変なテンションになってしまったりした際に失敗します。この場合、大抵は気にしすぎている場合や会場全体を見えていない場合が多いため、話す前に一旦周囲を見て雰囲気を掴み、セリフ頼りにならないようリラックスしましょう。

ウケを狙ったがスベった

会場を笑わせようとして滑った場合も失敗といえます。特に、取引先や他部署もいる場合はこのミスに注意が必要です。絶対的な自信があるのならよいですが、新作のネタを披露するのは控えたほうが得策です。

声が小さくて聞こえていなかった

緊張しすぎて声が聞こえない場合も会場の雰囲気が悪くなります。一般的にはマイクを持って話しますが、居酒屋や個室のお店などでは地声で話す場面も多々あります。忘年会に限らず、普段から緊張すると声が小さくなってしまう人もいるので、気持ち大きめくらいで話しましょう。普段の会話よりも大きな声を出すことになるので、自宅などで練習しておくのがおすすめです。

忘年会の司会を成功させるためのポイント

ここからは、忘年会の司会を成功させるためのポイントを紹介します。一番大切なのは事前準備ですが、それ以外にも意識できるポイントはたくさんあります。

分かりやすく説明する

事前練習でセリフを作成するときには、なるべく簡潔に分かりやすく説明することを心がけてください。説明が冗長になると聞いている人も飽きてしまい、雰囲気が落ち込みます。何度も読み返して、極力短くなるよう調整する努力も必要です。他人に聞いてもらい、指摘してもらうのもおすすめです。

話す前に落ち着いておく

何度もお伝えしていますが、話す前にはリラックスしておきましょう。決まり切った場面では、いきなり話し始めるのではなく、壇上への移動や発声前に必ず多少の時間があります。このタイミングで深呼吸をしたりセリフをつぶやいてみたりするなど、リラックスしてから話すのがポイントです。

事前準備は怠らない

何といっても一番大切なのが事前準備です。セリフの作成や話す練習など、忘年会における司会進行のほぼ全ては練習でカバーできます。アドリブを振られた時の対応はどうしようもできませんが、前述した忘年会の流れにおける各所でのあいさつは、ほぼセリフ通り話せればほぼ問題ありません。たくさん練習しておきましょう。

各場面のあいさつテンプレート

ここからは、各場面におけるあいさつのテンプレートを紹介していきます。各2つずつバリエーションを用意していますので、自分の話しやすいように組み合わせてみてください。

開会のあいさつの例文

例1:

皆さま、本日はお忙しい中お集まりいただき、ありがとうございます。今年も無事に一年を終えることができました。これもひとえに皆さまのご尽力のおかげです。どうぞ、美味しい料理と共に楽しいひとときをお過ごしください。

 

例2:

お集まりの皆さま、今年一年のご尽力に心より感謝申し上げます。おかげさまで素晴らしい成果を上げることができました。今夜はその感謝の気持ちを込めて、楽しい時間を過ごしていただければと思います。

乾杯のあいさつの例文

例1:

皆さま、今宵は今年の労をねぎらう忘年会にご参加いただき、誠にありがとうございます。今年も皆さまのご協力のおかげで、多くの成果を上げることができました。これからも一緒に頑張りましょう。では、皆さまの健康と幸せを願って、乾杯!

 

例2:

お集まりの皆さん、今日はお忙しい中ありがとうございます。今年も無事に一年を終えることができたのは、皆さんのおかげです。来年も一層のご活躍を期待しています。それでは、皆さんの今後の成功を祈って、乾杯!

中締めの例文

例1:

皆さん、本日はご参加いただきありがとうございました。おかげさまで素晴らしい時間を過ごすことができました。これからも皆さんのご健勝とご多幸をお祈りいたします。ここで一旦締めさせていただきますが、引き続き楽しい時間をお過ごしください。

 

例2:

今日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。皆さんのおかげでとても有意義な時間を過ごすことができました。これからも引き続き頑張っていきましょう。

締めの挨拶は◯◯部長にお願いしたいと思います。◯◯部長、よろしくお願いいたします。

余興やレクリエーション時の例文

例1:

皆さま、ここまでお楽しみいただけておりますでしょうか。さて、これからは楽しい余興とレクリエーションの時間です。皆さまで一緒に楽しみましょう。それでは、ステージにご注目ください。

 

例2(少し砕けた言い方):

皆さん、楽しい時間を過ごしていただいていることと思います。さて、これからはさらに盛り上がる余興とレクリエーションの時間です。笑いすぎてお腹が痛くならないようにご注意ください!一緒に楽しいひとときを過ごしましょう。それでは、どうぞお楽しみください。

閉会のあいさつの例文

例1:

皆さま、本日は長時間にわたりご参加いただき、誠にありがとうございました。今年一年の皆さまのご尽力に感謝申し上げます。楽しい時間を過ごすことができたのも、皆さまのおかげです。来年も引き続き、一緒に頑張ってまいりましょう。

本日はご参加いただき、まことにありがとうございました。

 

例2:

皆さま、今日は楽しい時間を過ごしていただけましたでしょうか。今年も無事に締めくくることができました。これもひとえに皆さまのおかげです。来年もさらに素晴らしい一年になるよう願っております。それでは、これをもちまして閉会とさせていただきます。

この後は二次会のご案内がありますので、参加される方はそのままお待ちください。

まとめ

今回は忘年会の司会進行について紹介しました。一番大切なのは「練習しておくこと」です。司会には各所であいさつをするタイミングがありますが、いずれも大抵の人は静かにして聞いてくれます。そこで腕前を発揮するにはやはりある程度の練習・経験が必要なのです。

そのため、緊張するかと思いますが、リラックスして大きな声で堂々と司会をこなしていきましょう。不安な場合は、同僚や部下に聞いてもらうのもおすすめです。

ぜひ、今回の内容を参考に、忘年会での司会進行を成功させてくださいね。

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執筆者

米田 英敏

年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。

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