投稿日:
更新日:
1.5次会の服装マナーとは?ゲスト・新郎新婦別に注意点や選び方を解説
1.5次会に招待されたとき、「どんな服装で行けばいいのだろう?」と悩む人は多いものです。
披露宴ほど堅苦しくなく、二次会よりフォーマルな1.5次会では、場に合った服装を選ぶことが大切です。
しかし実際には、どの程度のフォーマル感が求められるのか判断に迷う人も少なくありません。
この記事では、参加者と新郎新婦の立場に分けて、1.5次会の服装マナーを解説します。
会場や時間帯に合わせて、失礼のない装いを意識しましょう。
Contents
ゲストとして1.5次会に参加する際の服装マナー
1.5次会のゲストは、会場の格式や開催時間に応じた服装選びが重要です。
まずは招待状に記載されたドレスコードを確認し、会場の雰囲気に合ったスタイルを選びましょう。
会場の雰囲気で異なる服装の選び方
1.5次会の会場によって、ふさわしい服装のレベルは大きく変わります。
ホテルのバンケットルームやレストランで開催される場合は、セミフォーマルな装いが基本。
男性はスーツにネクタイ、女性はワンピースやブラウス+スカートがおすすめです。
一方、ガーデンウェディングスタイルの会場では、屋外という特性を考慮した服装選びが大切。
ヒールの高い靴は芝生で歩きにくいため、太めのヒールやローヒールを選びましょう。
カジュアルなカフェやバーが会場の場合は、きちんと感のあるカジュアルスタイルで参加できます。
ただし、デニムやスニーカーは避け、清潔感を意識した服装を選びましょう。
招待状の会場情報を確認し、場所に見合った装いを選ぶことが成功のポイントといえます。
男性・女性それぞれのおすすめコーディネート
1.5次会では性別に関わらず、セミフォーマルからスマートカジュアルの範囲で装いを選ぶのがポイント。
男性のおすすめコーディネートは、ダークスーツにシャツとネクタイの組み合わせが基本です。
会場がカジュアルな場合は、ジャケパンスタイルでノーネクタイでも問題ありません。
靴は革靴を選びましょう。
女性のおすすめコーディネートでは、膝丈のワンピースやブラウス+スカートが定番です。
色は明るめでも構いませんが、白や真っ黒は避けたほうが無難。
フォーマルさの調整は、アクセサリーや小物で行えます。
男性はポケットチーフで格上げでき、女性はパールのアクセサリーで上品さをプラスできます。
1.5次会を主催する側の服装選びのポイント
新郎新婦として1.5次会に参加する場合、堅すぎず柔らかな印象を与える服装選びが大切になります。
披露宴のような格式ばった装いではなく、参加者との距離を縮められる親しみやすさと品位のバランスを心がけましょう。
新郎新婦にふさわしいスタイルとは
新郎新婦として1.5次会に参加する際は、正統派すぎずカジュアルすぎない中間的なスタイルが理想的です。
新郎のスタイルでは、タキシードではなくダークスーツやネイビースーツを選ぶのがおすすめです。
ネクタイの色柄で遊び心を加え、ポケットチーフで華やかさをプラスしましょう。
革靴は黒やブラウンで上品にまとめるとよいでしょう。
新婦のスタイルは、ウェディングドレスよりもパーティードレスやワンピースの方が、1.5次会にはふさわしいといえます。
色は白以外で明るめのトーンを選び、レースやシフォン素材で女性らしさを演出できます。
どちらも参加者よりもワンランク上の華やかさを意識しながら、親しみやすい印象も大切にしてください。
親族や受付担当の服装の配慮
1.5次会では新郎新婦だけでなく、親族や受付担当の服装バランスも会の雰囲気を左右する重要なポイントになります。
親族の服装は、新郎新婦よりも控えめで品のある装いを心がけましょう。
男性の親族はダークスーツに白シャツ、女性の親族は膝丈のワンピースやスーツスタイルで、紺やグレーなど上品なトーンを選んでください。
受付担当には事前に服装の目安を伝えておくことが大切です。
男性はビジネススーツレベル、女性は清楚なワンピースやブラウス+スカートスタイルが適しています。
新郎新婦を引き立てる脇役としての役割を意識した装いにしてもらいましょう。
全体の服装レベルを統一すると、会場全体に調和のとれた雰囲気を作り出せます。
季節・時間帯による1.5次会の服装アレンジの工夫
1.5次会の服装は、開催シーズンや昼・夜の時間帯によって雰囲気が大きく変わるもの。
季節感のある色選びや素材使い、時間帯に応じた装いの格上げ・格下げで、会場の雰囲気にマッチした服装を工夫するのが大切です。
春夏秋冬で変わる素材やカラー選び
季節に応じた素材とカラー選びは、1.5次会の装いを格上げする重要なポイントです。
春の装い
桜色やライトグリーンなど柔らかなパステルカラー
シフォンやジョーゼットなど軽やかな質感の素材
夏の装い
ネイビーやホワイト系の涼しげな色合い
リネン混やサテンなど涼感のある素材
コットンや麻100%は避ける
秋の装い
ワインレッドやダークグリーンなど深みのある色
ベルベットやツイード調の素材で温かみを演出
冬の装い
ダークトーンを基調とした上品な色合い
ウール混やサテンなど品のある素材
ファーやニット素材は結婚式では避ける
季節感を大切にしながら、会場の格式に見合った素材選びを心がけましょう。
昼と夜で意識すべきドレスコードの違い
同じ会場で開催される1.5次会でも、昼と夜では求められる装いのレベルが大きく異なります。
昼間の1.5次会
上品で清楚な印象を重視
露出は控えめに膝丈スカートが基本
パステルカラーや明るめの色合いを選択
アクセサリーはパールなど上品なものを
夜の1.5次会
華やかさとエレガンスを意識
胸元が少し開いたデザインやノースリーブもOK
深みのある色やきらめく素材で格上げ
光に映えるアクセサリーで華やかさをプラス
男性はドット柄ネクタイで遊び心を演出
時間帯による調整のコツは、同じ服でも小物使いで印象を変えられる点です。
照明の違いを考慮した色選びも重要なポイントになります。
1.5次会の服装で迷ったときのチェックポイント
1.5次会の服装選びで不安を感じたとき、迷わず判断できるチェック項目を用意しておくと安心です。
出席前の最終確認で、会場の雰囲気や時間帯、招待状記載内容の再チェックが失敗しない装いへの近道になります。
ドレスコードの記載や主催者への確認
服装選びで迷ったときは、招待状の記載内容を再度確認してみましょう。
招待状のドレスコードチェック
「平服でお越しください」は略礼装を意味する
「スマートカジュアル」などの指定を確認
会場名や住所から格式レベルを判断
開始時間で昼夜の装いを決める
主催者への直接確認も有効な方法です。
新郎新婦と親しい関係なら「どんな服装で行けばいいの?」と率直に相談してみましょう。
参加者の顔ぶれも併せて確認しておくと参考になります。
会費の金額も服装レベルを判断する目安になります。
1万円台前半ならカジュアル寄り、2万円前後ならフォーマル寄りと考えて装いを調整しましょう。
迷ったときは、少し上品な装いを選ぶのが無難です。
浮かない服装に仕上げるための小物選び
1.5次会で周囲から浮かない装いに整えるには、小物選びでバランスを調整することが大切です。
アクセサリーの選び方
パールなど上品な素材を基本にする
昼は控えめに、夜は華やかさをプラス
長すぎるネックレスは食事中に音が出るため避ける
バッグの選び方
パーティー用の小ぶりなタイプを選択
サテンやシルクなど光沢素材で華やかに
立食なら両手が使えるショルダータイプも便利
靴の選び方
3~7cm程度のヒールパンプスが基本
白一色の靴は新婦の色なので避ける
ガーデン会場なら太めヒールで安定感を重視
小物使いで服装のフォーマル度を微調整できるため、会場の雰囲気に合わせて上手に使い分けましょう。
まとめ
1.5次会は自由度が高いからこそ、服装にはさりげない気配りが求められます。
参加者も主催側も、会場や時間帯に合わせた装いを選ぶことで、心地よいひとときを共有できるでしょう。
身だしなみが整えば、食事や会話も一層華やぎ、思い出深い時間になります。
オードブルを囲んで笑顔が広がるカジュアルなスタイルも、ケータリングによる洗練された演出も、服装ひとつで雰囲気は大きく変わります。
自由でありながら上品さを忘れない1.5次会を、ぜひ装いから楽しんでみてください。
執筆者
米田 英敏
年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。