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幹事必見!忘年会や新年会の進行のやり方
1年のご挨拶の場として重要な忘年会・新年会の進行の仕方についてお伝えします。
Contents
忘年会・新年会の幹事の進行役の重要性
進行役の役割とは?
忘年会や新年会といった集まりでは、参加者が楽しく過ごすために進行役が大切な役割を担っています。進行役とは、要するにその場の司会者で、全体の流れをコントロールしながら、参加者全員が気持ちよく時間を過ごせるように助ける役目を果たします。
進行役の仕事は、時間の管理や次のアクティビティへの移行、そして何よりも場の雰囲気作りが含まれます。例えば、沈黙が続いている時には話題提供を行い、皆が積極的に参加できるように仕向けることもその一つです。進行役は、会を円滑に進め、参加者全員が良い経験をするための鍵となる存在と言えるでしょう。
進行役として期待されるスキル
進行役には、どんなスキルが求められるでしょうか。
まず、良いコミュニケーション能力が不可欠です。進行役は、その場の雰囲気を読み取り、適切な発言をすることで全体の流れをスムーズに進める役割があります。
また、リーダーシップも重要なスキルです。会の進行に沿って皆を引っ張り、場が混乱しないようにすることも求められます。
加えて、計画性も大切です。始まる前から進行の全体像を見据え、時間の管理を行うことで、会がスムーズに進行することを確保します。また、トラブルに対応する柔軟性も必要となります。これら全てが、進行役として期待されるスキルと言えるでしょう。
事前準備とその重要性
必要な事前準備とその進め方
忘年会や新年会の進行役として、事前準備は欠かせません。まずは、会の全体像を描くことから始めましょう。会の日時、場所、参加者、そして予算など基本情報を整理します。次に、飲食やゲームなどの内容とタイムスケジュールを作成します。
また、どんな会話を促進するか、参加者が楽しめるような工夫は何か、余興やゲームがあるならその準備も必要です。これら全てを計画する際には、参加者の性格や関係性、好みなどを考慮に入れることが大切です。
事前準備の段階で重要なのは、全体の流れを掴むことと、予定通りに進行できるように計画を立てることです。しかし、あくまで計画は計画なので、変更や調整が必要な場合も臨機応変に対応することも忘れないようにしましょう。
進行計画の作成方法
進行計画を作成する際には、まず始まりから終わりまでの大枠の時間を決め、その中で各アクティビティの時間配分を考えます。その際、飲食の時間や自由な会話の時間も考慮に入れることが重要です。
また、進行計画には具体的なアクティビティの内容とその目的、進行の方法も記載しましょう。例えば、アイスブレイクでの自己紹介ゲームなら、「名前と趣味を発表する」という内容と、「参加者同士の一体感を生む」という目的、そして「一人ずつ順番に発表する」という進行方法を明記します。
その際、ゲームや余興のルール説明も忘れないようにしましょう。
これらの情報を明確にすることで、進行役として自信を持って進行することができ、参加者も何が起こるのかを理解しやすくなります。
全ての計画は柔軟性を持って臨むことが大切で、全てが計画通りにいかないこともあるため、変更や調整が必要な場合もスムーズに対応できるように心掛けましょう。このような準備をすることで、進行役として自信を持って忘年会や新年会を成功させることが可能となります。
忘年会・新年会の開始時の進行方法
開始時の挨拶と注意点
忘年会・新年会の始まりは、全体の雰囲気を決める重要な時間です。挨拶は、それぞれの参加者が一緒に楽しむための一歩を踏み出すための重要なパートです。
参加者への感謝の気持ち、会の目的、そして楽しんで欲しいという意志を込めましょう。
その際、飲食のマナーや会場のルール、会の進行予定なども明示すると、参加者も安心して会に参加できます。
挨拶は自然体で、親しみやすく、前向きな気持ちを伝えることが大切です。しかし、進行役としては、全ての参加者が楽しめるような進行を心掛け、自分自身も楽しむことを忘れないようにしましょう。
開始直後の進行のポイント
会が始まった直後の進行は、参加者が会場に馴染むための大切な時間です。
そのため、最初は雑談の時間などを設けるのも良いでしょう。
また、初対面の人も多い場合は、軽いアイスブレイクのゲームを行うと良いです。これにより、会の雰囲気が和やかになり、全員が一緒に何かを楽しむことで一体感も生まれます。
その他にも、飲食が始まる際の一言や、注意事項の確認なども大切な進行のポイントです。飲食が始まる際は、「美味しく楽しんでください」などの一言を添え、気持ちを込めた進行を心掛けましょう。
また、注意事項を確認する際は、必要な情報を的確に伝え、参加者が安心して会を楽しむことができる環境を作り出すことが求められます。
何より大切なのは、進行役として会全体を見渡し、場の雰囲気を読むことです。何か問題が起きた際には、臨機応変に対応できるように準備しておくことが大切です。以上のような進行方法を心掛けることで、忘年会や新年会の開始直後から楽しい雰囲気を作り出すことができます。
乾杯のタイミングと進行のコツ
乾杯のタイミングの決め方
乾杯のタイミングは、飲み会の大きな節目となります。まず、初めに乾杯のタイミングは開始時間から15分から30分ほど後が一般的です。遅刻者の有無や出席者の様子を見て、最適なタイミングを見極めてください。全員が揃ってから乾杯をすることが理想的ですが、遅刻が予想される場合は事前に相談し、適切な判断をすることも大切です。
また、乾杯をする際には、事前に指名しておいた人に挨拶を任せるとスムーズです。代表者がスピーチをする場合は、その人が準備をして臨めるよう、事前に依頼しておくことが肝心です。乾杯は飲み会のスタート地点となるので、しっかりと準備をしておきましょう。
乾杯のスピーチの進行例
乾杯のスピーチは飲み会の雰囲気を盛り上げる大切な要素です。スピーチは短く、しかし意義深い内容が求められます。感謝の意を述べ、これからの時間を楽しみましょうというメッセージを込めると良いでしょう。
具体的なスピーチの例としては、「この一年、皆さんのご努力のおかげで、私たちのチームは大きな成果を上げることができました。この場を借りて、心から感謝申し上げます。今夜はこれまでの労をねぎらい、楽しい時間を過ごしましょう。それでは、乾杯!」というようなものがあります。
重要なのは、スピーチは自分らしさを出すことです。あまり硬くならず、楽しい雰囲気を作り出すよう心掛けましょう。
食事中の進行のポイント
会話の促進と進行の役割
飲み会での会話は、社員同士のコミュニケーションを深め、チームワークを強化する大切な機会となります。そのため、幹事としては会話が自然に広がるような進行が求められます。まずは自身が活発に話すことで、会話を促進しましょう。また、話しやすいテーマを提供することも有効です。例えば、最近の話題や業界の動向、趣味についてなど、参加者全員が参加しやすい話題を振ると良いでしょう。
また、会話に参加しづらい人がいたら、意識的に話に引き込むように努めてください。ただし、無理に話すことを強制せず、自然な流れを大切にしましょう。会話を通じて、参加者全員が楽しい時間を過ごせるよう、幹事としての配慮が必要です。
適切な進行速度の見極め方
飲み会の進行速度は、会の雰囲気を左右する大切な要素です。進行速度が速すぎれば参加者がついてこられず、遅すぎれば退屈に感じるでしょう。適切な進行速度を見極めるには、参加者の様子をよく観察することが求められます。
特に、食事や会話が滞らないように注意が必要です。食事が終わった後も無理に次へ進まず、自然に会話が進むのを待つことが大切です。また、ゲームや余興の進行も、参加者の反応を見ながら臨機応変に対応することが求められます。
また、時間管理も重要な役割となります。時間をオーバーしないよう、スケジュールを意識しつつ進行していきましょう。
ゲームや余興の進行方法
ゲームや余興を取り入れる理由
飲み会におけるゲームや余興は、一味違った楽しみを提供し、参加者のコミュニケーションを促進するための有効な手段です。例えば、ビンゴゲームやクイズ、余興としての短いパフォーマンスなどは、飲み会の雰囲気を一層盛り上げ、普段の業務では見られない一面を引き出すことで、更なる絆を深めるきっかけとなります。
特に、新年会では抱負を語るなど、ビジョン共有の一環として取り入れることもあります。また、忘年会では一年間の感謝の意を込めたメッセージを伝える場ともなります。ゲームや余興は、単に楽しみを提供するだけでなく、参加者全員がより深く関わることのできるツールとなるのです。
ゲームや余興の進行のコツ
ゲームや余興の進行には、いくつかのポイントがあります。まず、事前に必要な準備をしっかりと行うことが重要です。例えば、ビンゴゲームであれば、ビンゴカードや賞品、クイズであれば問題と回答、それぞれ必要なアイテムを準備しておく必要があります。
次に、参加者全員が楽しめる内容を選ぶことも大切です。特定の人しか知らないようなマニアックなクイズよりも、一般的な知識に基づいたクイズや、運を競うビンゴゲームなどが好まれます。
また、ゲームや余興の際には、時間管理にも気を付けましょう。長すぎると参加者が飽きてしまう可能性があるため、適切な長さを心がけ、その間も楽しく盛り上がるように進行しましょう。
終了時の進行のポイント
終了時の挨拶と注意点
忘年会や新年会の終了時には、全員が楽しく満足して帰ることができるよう、適切な挨拶と進行が求められます。挨拶は、その場の雰囲気をしっかりと締める大切な役割を果たします。出席者全員への感謝の言葉を忘れずに述べ、また、飲み会の目的や意義について改めて触れると良いでしょう。
また、忘年会の場合は、一年間の感謝を伝える良い機会となりますし、新年会では新年の抱負や目標を共有する場となるでしょう。その場の空気感を読みつつ、適切な言葉を選びましょう。
なお、終了のアナウンスは、予め決められた時間を守ることが重要です。延長は特別な理由がない限り避け、参加者の時間を尊重する姿勢を忘れないようにしましょう。
二次会への移行の進行方法
二次会への移行に際しては、参加希望者と不参加者を明確にし、参加者へは次の場所や時間などの情報をきちんと伝えることが大切です。それぞれの意向を尊重し、無理な参加を強いることは避けるべきです。
また、二次会の進行も計画的に行うことが求められます。適切な場所の手配、人数に応じた席の準備、料金の計算など、二次会も一次会と同様にスムーズな進行が必要となります。
最後に、飲み会全体として楽しむことが最優先であり、それを阻害する行為は避けるべきです。楽しみながらも節度を守り、全ての参加者が良い思い出にすることが大切な役割となります。
トラブル時の対処法
予期せぬトラブルへの対応策
会の進行中には、思いがけないトラブルが起こることもあります。会場の設備トラブル、出席者の体調不良、飲食の問題など、さまざまな状況を想定し、その対策をあらかじめ考えておくことが大切です。
例えば、食事についてはアレルギー対策を考えておくと安心ですし、急な体調不良に備えて救急箱を準備しておくこともおすすめです。また、音響設備のトラブルが起きたときに備え、手動で音楽を流すためのデバイスを用意しておくと良いでしょう。
そして何より、冷静に対応することが求められます。パニックにならず、一歩引いて状況を把握し、適切な行動をとることが大切です。トラブルは不測の事態ですが、幹事としてのリーダーシップが問われる場面でもあります。
適切な対処法と進行役としての対応
トラブルが起きたとき、幹事は全体の進行を見守りつつ、適切に対処することが求められます。そのためには、リーダーシップを発揮し、冷静さを保つことが重要です。また、出席者の安全確保を最優先に考えることが大切です。
事情を理解した上で、可能な範囲での対策を講じましょう。例えば、体調不良の方がいた場合、近くの病院や薬局の情報を調べるなど、状況に応じた対応が必要です。
また、トラブル発生時は出席者を安心させるため、適切な情報提供とコミュニケーションが重要です。混乱を避けるためにも、正確かつ冷静なアナウンスを心掛けてください。
トラブルは避けたい事態ですが、幹事の立場からすれば成長の機会でもあります。様々な経験を通じて、更に良い進行役へと成長していくことが可能です。前向きに捉え、トラブル解決の経験を次に生かしていきましょう。
まとめ:忘年会・新年会の進行を成功させるために
進行役としての姿勢
忘年会や新年会の進行役として、出席者全員が楽しめる会を創り上げることが最終目標です。そのためには、あらゆるシーンでの対応力と、幹事ならではの視点を忘れずに持つことが重要です。
自身が楽しむだけでなく、他の参加者がどのように感じているかを観察し、必要に応じて進行を調整する柔軟性も求められます。また、どんな状況でもポジティブに取り組み、一人ひとりが楽しめる環境を作り出すためのエネルギーも重要です。
最後に、自分自身も楽しむことを忘れないでください。あなたが楽しみ、活き活きとしていると、その雰囲気は参加者にも伝わり、より良い雰囲気を醸し出すことができます。
皆が楽しめる会の進行のコツ
皆が楽しめる会の進行を成功させるためのコツは、「参加者一人ひとりを大切にする」ことです。それぞれの参加者の反応を見ながら、適切な進行を心掛けてください。
また、会の進行はあくまでもフレームワークであり、その中での自由なコミュニケーションが大切です。厳密なタイムスケジュールに縛られるのではなく、場の雰囲気や参加者の反応を見て、柔軟に進行を調整することが求められます。
そして、何よりも「楽しむ」ことが大切です。楽しんでいる姿が、参加者にも楽しさを伝えます。あなたの熱意と楽しみが、最高の忘年会・新年会を創る鍵となるのです。
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執筆者
米田 英敏
年間100件以上のケータリング・オードブルを活用したパーティーを企画。ケータリングコンサルタント。